2025年10月26日実施・下期学科50問

第二種電気工事士 令和7年度下期
学科の解答・解説

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令和7年度下期 学科50問の解説

第1問・電気理論

並列部分を含む合成抵抗

下側は6 Ω二本の並列(3 Ω)に3 Ωが直列につながり、6 Ωになる。この6 Ωと上側の3 Ωがa-b間で並列に入る。

公式正答 ロ

イ 1 Ω

四本の抵抗をすべて並列とみなした値。下側の3 Ωは並列部分と直列につながる。

ロ 2 Ω

下側の6 Ωと上側の3 Ωの並列で2 Ω。

ハ 3 Ω

6 Ω二本の並列部分だけの値で、直列の3 Ωと上側の3 Ωを反映していない。

ニ 4 Ω

直列と並列の組み方が図と合わない。下側は3+3=6 Ωで、上側3 Ωと並列にすると2 Ωになる。

第2問・電気理論

抵抗を表す式の誤り

P=VI=I²R=V²/Rの関係から、抵抗Rを表す式はV/I、P/I²、V²/Pの三つになる。

公式正答 イ

イ PI/V

P=VIを代入するとPI/V=I²となり、電流の2乗を表す。抵抗の式ではないため、これが誤り。

ロ P/I²

P=I²Rを変形した式で、正しい。

ハ V²/P

P=V²/Rを変形した式で、正しい。

ニ V/I

オームの法則そのもので、正しい。

第3問・電気理論

水の加熱に必要な電力量

必要な熱量は質量×比熱×温度上昇で求め、1 kW·h=3,600 kJで電力量に換算する。

公式正答 ハ

イ 1.0 kW·h

3,600 kJ分の電力量で、必要な5,040 kJに届かない。

ロ 1.2 kW·h

4,320 kJ分で、必要な熱量より少ない。

ハ 1.4 kW·h

5,040÷3,600=1.4 kW·h。

ニ 1.6 kW·h

5,760 kJ分で、熱効率100 %の条件では多すぎる。

第4問・交流回路

コイルだけの回路の電流波形

コイルだけの回路では、電流は電圧より位相が90°遅れる。電圧が0から増え始める瞬間に、電流は負の最大値にある。

公式正答 イ

イ 電流が負の最大値から始まる波形

電圧より90°遅れた電流で、コイルだけの回路に当たる。

ロ 電圧と同時に0から増える波形

電圧と同相で、抵抗だけの回路の波形。

ハ 電流が正の最大値から始まる波形

電圧より90°進んだ電流で、コンデンサだけの回路の波形。

ニ 電圧と逆向きに変化する波形

電圧と180°ずれた逆位相の波形で、コイルだけの回路には現れない。

第5問・三相交流

Y結線負荷の線間電圧

Y結線では線電流が各相の抵抗にそのまま流れる。相電圧は20 A×6 Ω=120 Vで、線間電圧はその√3倍になる。

公式正答 ハ

イ 120 V

相電圧の値。線間電圧に直すには√3倍する。

ロ 173 V

相電圧を100 Vとして√3倍した値で、この負荷の相電圧120 Vと合わない。

ハ 208 V

120×1.73≒208 V。

ニ 240 V

相電圧120 Vを2倍した値。Y結線の線間電圧は√3倍になる。

第6問・三相交流

1線断線後のΔ結線負荷の消費電力

×印で1線が切れると、残る2線の間(200 V)に、30 Ω一本と、30 Ω二本の直列(60 Ω)が並列に加わる。

公式正答 ニ

断線前は3×200²/30=4.0 kWなので、ちょうど半分になる。

イ 0.7 kW

60 Ωの経路だけの電力(約0.67 kW)で、30 Ω一本の分が抜けている。

ロ 0.9 kW

断線後の回路と合わない値。30 Ω一本だけでも約1.3 kWを消費する。

ハ 1.3 kW

30 Ω一本に200 Vが加わる分だけの値で、60 Ωの経路を足していない。

ニ 2.0 kW

1,333+667=2,000 W。

第7問・配電理論

単相3線式の負荷電圧

上下の負荷電流がどちらも10 Aで平衡しているため、中性線に電流は流れない。a-b間の電圧は、104 Vから外側の電線1本分の電圧降下を引いて求める。

公式正答 ハ

イ 96 V

電圧降下を8 Vと大きく見込んだ値。中性線には電流が流れず、外側の電線1本分だけ下がる。

ロ 100 V

中性線にも10 Aが流れるとして2線分(4 V)を引いた値。平衡負荷では中性線の電流は0になる。

ハ 102 V

外側の電線1本分の0.2×10=2 Vだけ下がる。

ニ 106 V

電圧降下を足した値。負荷側の電圧は電源電圧より低くなる。

第8問・配線設計

合成樹脂管に収めた電線の許容電流

直径2.0 mmの600Vビニル絶縁電線の許容電流は35 A。同じ管に4本収めると、電流減少係数0.63を掛ける。

公式正答 ハ

イ 17 A

直径1.6 mm(27 A)に0.63を掛けた値で、電線の太さが違う。

ロ 19 A

5〜6本用の係数0.56を当てた値に近く、4本の係数0.63と合わない。

ハ 22 A

35×0.63=22.05から22 A。

ニ 24 A

3本以下の係数0.70を掛けた値(24.5 A)。

第9問・配線設計

分岐回路の電線の許容電流(7 mの位置)

幹線の分岐点から7 mの位置に分岐回路の過電流遮断器を置く。3 mを超え8 m以下なので、a-b間の電線には幹線の過電流遮断器の定格電流の35 %以上の許容電流が必要になる。

公式正答 ロ

イ 12.5 A

50 Aの25 %で、電技解釈の割合(35 %・55 %)と合わない。

ロ 17.5 A

50×0.35=17.5 A。

ハ 22.5 A

50 Aの45 %で、どの距離区分の割合とも一致しない。

ニ 27.5 A

8 mを超える場合の55 %を当てた値。7 mは35 %の区分になる。

第10問・配線設計

分岐回路の遮断器・電線・コンセントの組合せ

配線用遮断器の定格電流ごとに、電線の太さとコンセントの定格電流の範囲が決まっている。40 A回路は電線8 mm²以上、コンセントは30 A以上40 A以下である。

公式正答 ハ

イ 20 A・2.0 mm・30 Aコンセント1個

20 A回路のコンセントは20 A以下で、30 Aは付けられない。

ロ 30 A・2.0 mm・30 Aコンセント1個

30 A回路の電線は2.6 mm(5.5 mm²)以上が必要で、2.0 mmでは細い。

ハ 40 A・8 mm²・30 Aコンセント1個

電線8 mm²、コンセント30 Aで、40 A回路の条件を満たす。

ニ 30 A・2.6 mm・15 Aコンセント2個

30 A回路のコンセントは20 A以上30 A以下で、15 Aは使えない。

第11問・材料・器具

金属線ぴの用途

金属線ぴは、壁や天井に固定した金属製の樋に絶縁電線を収める材料で、乾燥した展開した場所と点検できる隠ぺい場所に使う。

公式正答 イ

イ 壁等に固定して絶縁電線(OWを除く)を収める

金属線ぴの説明として正しい。屋外用ビニル絶縁電線(OW)は収められない。

ロ コンクリート床内に埋め込んで絶縁電線を収める

床に埋め込んで使うのはフロアダクトで、金属線ぴは埋め込めない。

ハ 本体と導体が一体で照明器具を直接取り付ける

ライティングダクトの説明。

ニ 天井等につるしてケーブルを並べて支持する

ケーブルラックの説明。

第12問・電線・ケーブル

EM-EEFの絶縁物の最高許容温度

600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形(EM-EEF)の絶縁物はポリエチレンで、最高許容温度は75 ℃である。

公式正答 ロ

イ 60 ℃

ビニル絶縁(IV・VVF)の最高許容温度。

ロ 75 ℃

ポリエチレン絶縁の値。

ハ 90 ℃

架橋ポリエチレン絶縁(CV・EM-CE)の値。

ニ 120 ℃

一般の電線・ケーブルの絶縁物より高い値で、EM-EEFには当てはまらない。

第13問・工具

ねじなし電線管の曲げ工具

金属管は、ねじなし電線管も含めてパイプベンダで曲げる。

公式正答 ニ

イ トーチランプ

硬質ポリ塩化ビニル電線管を加熱して曲げるときに使う。

ロ ディスクグラインダ

金属管の切断や切断面の仕上げに使う工具で、曲げには使わない。

ハ パイプレンチ

管をつかんで回し、継手をねじ込むときに使う。

ニ パイプベンダ

金属管を曲げる工具。

第14問・電気機器

スターデルタ始動を行う電動機

スターデルタ始動は、始動時に固定子巻線をY結線にして始動電流を下げ、加速後にΔ結線へ切り替える方法で、一般用の三相かご形誘導電動機に用いる。

公式正答 イ

イ 一般用三相かご形誘導電動機

始動電流を直入れ始動の約1/3に下げるために用いる。

ロ 三相巻線形誘導電動機

回転子回路に抵抗を入れて始動する方法(二次抵抗始動)を用いる。

ハ 直流分巻電動機

直流機で、三相巻線のY・Δ切替えは使わない。

ニ 単相誘導電動機

単相で、三相巻線の結線切替えはできない。

第15問・電気機器

系統連系型太陽光発電で使う機器

太陽電池の直流出力を交流に変換し、電力系統と連系させるためにパワーコンディショナを使う。

公式正答 ニ

イ 調光器

照明の明るさを調整する器具で、発電設備の機器ではない。

ロ 低圧進相コンデンサ

電動機などの力率改善に使う。

ハ 自動点滅器

周囲の明るさで屋外灯を点滅させる。

ニ パワーコンディショナ

直流を交流に変換し、系統と連系させる。

第16問・材料・器具

金属管の直角部分に使うノーマルベンド

写真は直角に曲げた金属管で、両端に管と接続する部分がある。配管の直角部分に使うノーマルベンドである。

公式正答 ロ

イ ユニバーサル

露出配管の直角部分に使う箱形の継手で、ふたを外して通線できる。

ロ ノーマルベンド

曲がった管そのもので、写真と一致する。

ハ ベンダ

管を曲げる工具の名称。

ニ カップリング

管どうしを一直線に接続する短い継手。

第17問・材料・器具

熱線式自動スイッチの用途

写真は人体から出る赤外線(熱線)を感知するセンサ付きの埋込スイッチで、人が近づくと照明を自動で点灯させる。

公式正答 ロ

イ 照明の明るさを調整する

調光器の用途。

ロ 人の接近で照明を自動点滅させる

熱線式自動スイッチの用途。

ハ 蛍光灯の力率を改善する

進相コンデンサの用途。

ニ 周囲の明るさで街路灯を自動点滅させる

光を感知する自動点滅器の用途。

第18問・工具

張線器の用途

写真は電線をつかむ金具と巻取り部をもつ張線器で、架空線を引っ張ってたるみを調整するときに使う。

公式正答 ニ

イ 電線の支線として使う

支線は電柱を支える線そのもの。写真は線を張るための工具である。

ロ 太い電線を曲げてくせを付ける

張線器は電線を引っ張る工具で、曲げには使わない。

ハ 施工時の電線管の回転止めに使う

電線管を押さえる工具ではない。

ニ 架空線のたるみを調整する

張線器の用途。

第19問・施工方法

リングスリーブの種類と刻印の誤り

電線の太さと本数で、使うスリーブと刻印が決まる。直径2.0 mm 2本の接続は小スリーブで、刻印は「小」になる。

公式正答 ハ

イ 2.0 mm 3本・中スリーブ・刻印中

表どおりで適切。

ロ 1.6 mm 3本・小スリーブ・刻印小

表どおりで適切。

ハ 2.0 mm 2本・中スリーブ・刻印中

2.0 mm 2本は小スリーブ・刻印小。中スリーブでは電線を十分に圧着できない。

ニ 1.6 mm 1本と2.0 mm 2本・中スリーブ・刻印中

表どおりで適切。

第20問・施工方法

木造住宅の屋内配線で不適切な工事

CD管は、直接コンクリートに埋め込む場合を除き、専用の不燃性または自消性のある難燃性の管などに収めなければならない。点検口のある天井裏にそのまま使うことはできない。

公式正答 ロ

イ 乾燥した天井ふところにVVFでケーブル工事

ケーブル工事はこの場所に施設できる。

ロ 点検口のある天井裏にCD管で絶縁電線を配線

CD管はコンクリートへの埋込みが原則で、天井裏には使えない。

ハ 湿気の多い床下に硬質ポリ塩化ビニル電線管で配線

合成樹脂管工事(CD管を除く)は湿気の多い場所にも施設できる。

ニ 乾燥した居間の展開した場所にライティングダクト

ライティングダクトは乾燥した展開した場所に施設できる。

第21問・施工方法

三相200 V電動機回路で不適切な工事

1種金属製可とう電線管は、乾燥した展開した場所か点検できる隠ぺい場所に限られる。湿気の多い場所では2種金属製可とう電線管などを使う。

公式正答 イ

イ 湿気の多い場所に1種金属製可とう電線管

1種は乾燥した場所に限られ、湿気の多い場所には使えない。

ロ 造営材に沿うケーブルの支持点間を2 m以下

造営材の下面や側面に沿う場合は2 m以下で、適切。

ハ 金属管工事に600Vビニル絶縁電線

屋外用ビニル絶縁電線(OW)以外の絶縁電線なので使える。

ニ 乾燥した場所の長さ3 mの金属管でD種接地を省略

管の長さ4 m以下で乾燥した場所なら省略できる。

第22問・接地工事

D種接地工事を省略できないもの

D種接地工事は、乾燥した木製の床など絶縁性の床の上で扱う機器や、乾燥した場所の短い金属管などで省略できる。乾燥していてもコンクリート床は絶縁性の床に当たらない。漏電遮断器は定格感度電流30 mAで、15 mA以下を条件とする省略規定も使えない。

公式正答 イ

イ 乾燥したコンクリート床の三相200 V電動機の鉄台

対地電圧200 Vで、コンクリート床は絶縁性の床ではないため省略できない。

ロ 乾燥した木製床の上で扱う三相200 V空気圧縮機

乾燥した木製の床の上で取り扱う機器は省略できる。

ハ 乾燥した場所の対地電圧100 V・長さ7 mの金属管

対地電圧150 V以下で、長さ8 m以下・乾燥した場所なので省略できる。

ニ 乾燥した場所の三相200 V・長さ3 mの金属管

長さ4 m以下で乾燥した場所なので省略できる。

第23問・施工方法

電磁的不平衡を生じない金属管への挿入

金属管には、同じ回路の電線をすべて同じ管に収める。往復の電流による磁束が打ち消し合い、管に渦電流が流れない。

公式正答 イ

イ 三相3線と単相2線をそれぞれ別の管にまとめる

回路ごとに全線を同じ管に収めていて、適切。

ロ 単相2線式の2回路で、片側の電線どうしを同じ管に入れる

各管に回路の片側の電線だけが入り、磁束が打ち消されない。

ハ 単相3線式で、一方の負荷の2線を別々の管に入れる

下側の負荷の2線が別の管に分かれ、不平衡になる。

ニ 三相3線を1本ずつ別の管に入れる

各管に1線だけが入り、管に渦電流が流れて発熱する。

第24問・検査

竣工検査の空欄の組合せ

絶縁抵抗は電源を切った無充電の回路ごとに測る。接地抵抗は測定する接地極の値を確かめ、導通試験には回路計(テスタ)や導通チェッカーを使う。

公式正答 イ

イ (A)無充電状態の回路・(B)測定接地極・(C)回路計

三つとも正しい。

ロ (A)充電状態の回路・(B)測定接地極・(C)検電器

絶縁抵抗は無充電で測る。検電器は充電の有無を調べる器具で、導通は確かめられない。

ハ (A)無充電状態の回路・(B)補助接地極・(C)回路計

所定値以下か確かめるのは測定する接地極で、補助接地極は測定のために打つ電極。

ニ (A)充電状態の回路・(B)補助接地極・(C)検電器

三つとも誤り。

第25問・検査

漏えい電流による絶縁性能の判定

絶縁抵抗の測定が困難な場合は、使用電圧が加わった状態で漏えい電流が1 mA以下なら絶縁性能を満たす(電技解釈第14条)。使用電圧100 Vでも200 Vでも基準は同じである。

公式正答 ハ

イ すべて適合している

B回路1.5 mAとC回路3 mAは1 mAを超える。

ロ A回路とB回路が適合している

B回路は1.5 mAで基準を超える。

ハ A回路のみが適合している

0.5 mAのA回路だけが1 mA以下。

ニ すべて適合していない

A回路は0.5 mAで基準内。

第26問・測定

接地抵抗計の補助接地極の配置

直読式接地抵抗計では、被測定接地極を端にして一直線上に補助接地極2本を約10 m間隔で打ち込む。

公式正答 イ

イ 被測定接地極を端に、一直線上に約10 mずつ

正しい配置。

ロ 被測定接地極を中央に、左右5 mずつ

被測定接地極を端に置かないため、正しく測れない。

ハ 被測定接地極を端に、一直線上に約1 mずつ

間隔が短すぎ、電極どうしの影響が重なって誤差が大きくなる。

ニ 三つを5 m間隔の正三角形に配置

一直線上に並べる測定方法と異なり、正しい値が得られない。

第27問・測定

指示計器の目盛板記号

左の記号は可動鉄片形の計器を表し、右の「⊥」は目盛板を鉛直に立てて使う指定である。

公式正答 ニ

イ 永久磁石可動コイル形・水平

計器の種類と使用姿勢の両方が記号と合わない。

ロ 永久磁石可動コイル形・鉛直

姿勢は合うが、計器の種類が違う。

ハ 誘導形・水平

種類も姿勢も記号と合わない。

ニ 可動鉄片形・鉛直

記号どおり。

第28問・法令

電気保安法令の記述の誤り

「一般用電気工作物等」と「自家用電気工作物」を定義しているのは電気事業法である。電気用品安全法は電気用品の製造・販売などを規制する法律で、電気工作物の区分は定義していない。

公式正答 ニ

イ 電気工事士法は作業者の資格と義務を定める

正しい。

ロ 電技は電気事業法に基づく経済産業省令

正しい。

ハ 電気用品安全法は製造・販売を規制して危険を防ぐ

法律の目的として正しい。

ニ 電気用品安全法が電気工作物の区分を定義している

定義は電気事業法にあり、誤り。

第29問・法令

特定電気用品に当たるもの

定格電流100 A以下の配線用遮断器は特定電気用品で、ひし形のPSEマークを付ける。換気扇、金属製電線管、電気ストーブは特定電気用品以外の電気用品である。

公式正答 イ

イ 定格電流20 Aの配線用遮断器

特定電気用品。

ロ 消費電力30 Wの換気扇

特定電気用品以外。

ハ 外径19 mmの金属製電線管

特定電気用品以外。

ニ 消費電力1 kWの電気ストーブ

特定電気用品以外。

第30問・法令

電技の記述の誤り

電技第1条の「電線」は、強電流電気の伝送に使う電気導体や、絶縁物で被覆した電気導体などをいう。ハの文は「配線」の定義である。

公式正答 ハ

イ 低圧・高圧・特別高圧の電圧の種別を規定

第2条で定めている。

ロ 感電・火災などのおそれがないように施設

第4条の規定。

ハ 電気使用場所の電線(機器内・電線路を除く)を「電線」と定義

これは「配線」の定義で、誤り。

ニ 電気機械器具は電路を構成する機械器具

第1条の定義どおり。

第31問・配線図

屋側の配線①の工事方法

①は屋外の電力量計から分電盤へ向かう、木造住宅の外壁沿いの配線で、低圧屋側電線路に当たる。木造の造営物では、金属管工事、金属可とう電線管工事、金属線ぴ工事で施設できない。

公式正答 ハ

低圧屋側電線路に使えるのは、がいし引き工事(展開した場所)、合成樹脂管工事、金属管工事(木造以外)、バスダクト工事(木造以外)、ケーブル工事(金属被覆のあるケーブルは木造以外)に限られる(電技解釈第110条)。

イ 金属可とう電線管工事

低圧屋側電線路に使える工事に含まれない。

ロ 金属線ぴ工事

低圧屋側電線路には使えない。

ハ VVRを使ったケーブル工事

金属被覆のないケーブルなので、木造の屋側電線路に施設できる。

ニ 金属管工事

木造の造営物の屋側電線路には施設できない。

第32問・配線図

②の図記号(ET)

②のコンセントには「ET」が傍記されている。Eは接地極、ETは接地端子、EETは両方を備えたものを表す。

公式正答 ロ

イ 接地極付コンセント

傍記はE。

ロ 接地端子付コンセント

ETの意味。

ハ 接地極付接地端子付コンセント

傍記はEET。

ニ 漏電遮断器付コンセント

傍記はEL。

第33問・配線図

③の小勢力回路の最大電圧

③は門柱から屋内のチャイムへ向かう小勢力回路で、ベル変圧器を通した低い電圧で使う。小勢力回路の最大使用電圧は60 Vである。

公式正答 ニ

イ 24 V

使える電圧だが最大値ではない。

ロ 30 V

最大値より低い。

ハ 40 V

最大値より低い。

ニ 60 V

小勢力回路の最大使用電圧。

第34問・配線図

④の(VE28)の意味

VEは硬質ポリ塩化ビニル電線管で、28は内径の近似値(偶数)で表した管の太さである。

公式正答 イ

イ 内径28 mmの硬質ポリ塩化ビニル電線管

VEの呼びは内径の近似値。

ロ 内径28 mmの合成樹脂製可とう電線管

合成樹脂製可とう電線管の記号はPFやCD。

ハ 外径28 mmの硬質ポリ塩化ビニル電線管

VEの数字は外径を表さない。

ニ 外径28 mmの合成樹脂製可とう電線管

管の種類も寸法の表し方も違う。

第35問・配線図

⑤のEM-CEの名称

EM-CEは600V架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル(丸形)の記号である。EMは環境に配慮したエコマテリアルを表す。

公式正答 ロ

イ 600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線

EM-IEの名称。

ロ 600V架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル

EM-CEの名称。

ハ 600V耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線

EM-ICの名称。

ニ 600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形

EM-EEFの名称。

第36問・配線図

⑥の図記号

⑥は斜線を入れた円の記号で、VVF用ジョイントボックスを表す。

公式正答 ハ

イ ジャンクションボックス

フロアダクトの分岐などに使うボックスで、記号が違う。

ロ ジョイントボックス

記号は正方形(□)。

ハ VVF用ジョイントボックス

斜線入りの円の記号。

ニ プルボックス

記号は対角線入りの正方形(⊠)。

第37問・配線図

⑦の最少電線本数

⑦は⑪のボックスから点滅器ノ・ハに至る配線である。二つの点滅器に共通の電源線1本と、ノ・ハそれぞれの帰り線2本で3本になる。

公式正答 ロ

イ 2本

帰り線が1本分しかなく、二つの点滅器を別々に操作できない。

ロ 3本

電源線1本と帰り線2本。

ハ 4本

接地側電線を点滅器へ送る必要はなく、1本多い。

ニ 5本

本数が多すぎる。

第38問・配線図

⑧の図記号

⑧は黒く塗りつぶした菱形(◆)の点滅器記号で、ワイドハンドル形点滅器を表す。一般形点滅器は黒丸(●)で表す。

公式正答 ニ

イ 一般形調光器

●に矢印を付けた記号。

ロ ワイド形調光器

◆に矢印を付けた記号。

ハ 一般形点滅器

記号は●。

ニ ワイドハンドル形点滅器

記号は◆。

第39問・配線図

⑨の200 V回路の絶縁抵抗

⑨は単相3線式100/200 Vから取る200 V回路(ルームエアコン用)で、対地電圧は100 Vである。使用電圧300 V以下で対地電圧150 V以下の電路の絶縁抵抗は0.1 MΩ以上と定められている。

公式正答 イ

イ 0.1 MΩ

対地電圧150 V以下の電路の値。

ロ 0.2 MΩ

対地電圧が150 Vを超える300 V以下の電路(三相200 Vなど)の値。

ハ 0.3 MΩ

電技の区分にない値。

ニ 0.4 MΩ

使用電圧300 Vを超える低圧電路の値。

第40問・配線図

⑩の接地工事の種類と抵抗値

⑩は使用電圧300 V以下の機器に施す接地で、D種接地工事になる。主幹に0.1秒以内に動作する漏電遮断器があるため、接地抵抗は500 Ω以下でよい。

公式正答 ニ

イ C種接地工事・10 Ω

C種は使用電圧300 Vを超える低圧の機器に施す。

ロ C種接地工事・50 Ω

接地工事の種類が違う。

ハ D種接地工事・100 Ω

地絡時に0.5秒以内に動作する遮断器がない場合の値。

ニ D種接地工事・500 Ω

0.5秒以内に動作する漏電遮断器があるときの上限。

第41問・配線図

⑪のボックスの差込形コネクタ

⑪のボックスでは、電源線、点滅器ノ・ハへの配線、照明器具ノ、ダウンライトハの群をつなぐ。接地側電線は電源・ノ・ハの群の3本、非接地側電線は電源と点滅器の2本、ノとハの帰り線は2本ずつになる。

公式正答 ハ

2本用(写真の赤)が3個、3本用(青)が1個で、組合せはハである。

イ 2本用4個

接地側電線の3本接続を2本用では処理できない。

ロ 2本用3個・3本用2個

3本の接続は接地側電線の1か所だけで、3本用は1個でよい。

ハ 2本用3個・3本用1個

接続4か所の本数どおり。

ニ 2本用3個・3本用1個・4本用1個

4本の接続はなく、4本用は不要。

第42問・配線図

⑫の図記号のボックス

⑫の正方形の記号(□)はジョイントボックスを表す。写真では、浅い金属製のボックスに平らなふたを付けたものが当たる。

公式正答 ロ

イ 深い金属製の箱とふた

多数の管が集まる場所に使うプルボックスで、記号は⊠。

ロ 浅い金属製のボックスとふた

□の記号に当たる。

ハ 樹脂製のVVF用ジョイントボックス

記号は斜線入りの円。

ニ 露出形スイッチボックス

点滅器などを露出配管で取り付けるボックスで、□の記号ではない。

第43問・配線図

⑬の図記号の器具

⑬は2階のルームエアコン用コンセントで、「20A250V E」と傍記されている。単相200 V用の20 A 250 V接地極付コンセントで、写真では刃受の一方がL字形(15 A・20 A兼用)のものになる。

公式正答 ハ

イ 250 V 15 A接地極付コンセント

200 V用だが15 A専用で、傍記の20 Aと合わない。

ロ 三相200 V用の接地極付コンセント

三相用で、単相200 Vのエアコン回路には使わない。

ハ 250 V 20 A(15 A兼用)接地極付コンセント

傍記どおり。

ニ 125 V 20 A(15 A兼用)接地極付コンセント

100 V用で、200 V回路には使えない。

第44問・配線図

⑭の遮断器

⑭はルームエアコン用の単相200 V回路の配線用遮断器(2P 20 A)である。主幹が漏電遮断器なので分岐側は配線用遮断器でよく、200 V回路には両極に過電流素子をもつ2P2Eを使う。

公式正答 イ

イ 2P2E 100/200 V 20 Aの配線用遮断器

200 V回路に使える2極2素子。

ロ 100 V用2P1Eの漏電遮断器

100 V専用で、200 V回路には使えない。

ハ 100/200 V用2P2Eの漏電遮断器

漏電遮断器で、⑭の記号Bと合わない。

ニ 100 V用2P1Eの配線用遮断器

片方の極に素子がない100 V用で、200 V回路には使えない。

第45問・配線図

⑮のケーブルの心線数

⑮は⑯のボックスと⑰のボックスを結ぶ配線である。⑯側の点滅器と照明器具へ送る非接地側電線と接地側電線に加え、点滅器コの帰り線を⑰側のシーリングライト(CL コ)へ送るため、3心が必要になる。

公式正答 ロ

イ VVF 2心1本

コの帰り線を送る心線が足りない。

ロ VVF 3心1本

電源2線とコの帰り線で3心。

ハ VVF 2心2本

心線数4で、最少ではない。

ニ VVF 2心1本と3心1本

心線数5で、最少ではない。

第46問・配線図

⑯のボックスのリングスリーブ

⑯のボックスでは、⑮からの3線、点滅器ク・ケ・コへの4線、照明器具ク・ケ・ダウンライトコへの各2線をつなぐ。

公式正答 イ

接地側電線は⑮・ク・ケ・コの4本、コの帰り線は点滅器・ダウンライト・⑮の3本で、どちらも小スリーブ・刻印「小」。非接地側電線とク・ケの帰り線は2本ずつで、小スリーブ・刻印「○」になる。

イ 小5個(刻印小2個・○3個)

接続5か所の本数どおり。

ロ 小5個(刻印小3個・○2個)

3本以上の接続は2か所で、刻印小が1個多い。

ハ 中1個・小4個(刻印小1個・○3個)

5本以上をまとめる接続はなく、中スリーブは不要。

ニ 中1個・小4個(刻印小2個・○2個)

中スリーブを使う接続はない。

第47問・配線図

⑰のボックスのリングスリーブ

⑰のボックスでは、分電盤からのⓒ回路、⑮、コンセント、シーリングライト(CL コ)、階段側の⑥のボックスをつなぐ。

公式正答 ニ

接地側電線は5本で中スリーブ、非接地側電線は4本で小スリーブ、コの帰り線は2本で小スリーブになる。

イ 小3個

接地側電線5本の接続には中スリーブが要る。

ロ 小4個

接続は3か所で、5本の接続に小スリーブは使えない。

ハ 小2個・中2個

中スリーブが要るのは接地側電線の1か所だけ。

ニ 小2個・中1個

本数どおりの組合せ。

第48問・配線図

図で使われていないスイッチ

図では、玄関の点滅器クに遅延スイッチ(D)、階段のサ・ヌに3路スイッチ、換気扇などの点滅器に確認表示灯内蔵スイッチ(L)が使われている。位置表示灯内蔵スイッチ(H)は使われていない。

公式正答 イ

イ 位置表示灯内蔵スイッチ

表示灯が接点と並列で、切のときに点灯する。図にHの傍記はなく、使われていない。

ロ 遅延スイッチ

玄関の点滅器クにDの傍記があり、使われている。

ハ 3路スイッチ

階段の照明サ・ヌに使われている。

ニ 確認表示灯内蔵スイッチ

表示灯が負荷側につながり、入のときに点灯する。Lの傍記の点滅器に使われている。

第49問・配線図

2階の施工で使わない工具

2階はVVFによるケーブル工事で、金属製可とう電線管は使っていない。プリカナイフは2種金属製可とう電線管(プリカチューブ)を切断する工具なので、2階の施工には使わない。

公式正答 ロ

イ リングスリーブ用圧着工具

ボックス内の圧着接続に使う。

ロ プリカナイフ

金属製可とう電線管の切断用で、2階では使わない。

ハ ワイヤストリッパ

絶縁被覆のはぎ取りに使う。

ニ 電工ナイフ

シースや絶縁被覆のはぎ取りに使う。

第50問・配線図

この施工で使わない材料

図の配線はVVFのケーブル工事と硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE28)で、金属管は使っていない。ねじなし電線管用カップリングは金属管どうしの接続材料なので使われない。

公式正答 ハ

イ 合成樹脂製の埋込スイッチボックス

点滅器やコンセントの取付けに使う。

ロ ステープル

VVFを造営材に固定するのに使う。

ハ ねじなし電線管用カップリング

金属管を使わないため不要。

ニ 硬質ポリ塩化ビニル電線管用の付属品

VE28の配管に使う。

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出典は一般財団法人電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の問題と解答」です。問題本文と図は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成しました。全50問の正答を公式正答PDFと照合しています。

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