令和7年・刑法・第12問

司法試験 刑法
第12問 解説

先に間接正犯の実行着手時期の判断基準を確定し、その後で各記述を照合します。法務省公表の正答は2です。

公式正答

法務省公表の正答は2

間接正犯の実行着手時期

利用者行為説 甲の働き掛けを基準にする

被利用者の行為を因果経過と捉えると、甲が毒入りグラスの運搬を指示した段階で着手を認め、殺人未遂とします。ただし危険が切迫していないとの批判があります。

根拠:利用者を実行行為者とみる立場

被利用者行為説・実質説 危険発生時を検討する

被利用者が法益侵害行為を始めるまで着手を遅らせると、偶然の事情で時期が左右されます。実質説は、働き掛けから被利用者の行為までを個別に見て、現実的危険が生じた時点を基準にします。

根拠:結果発生の現実的危険

公式正答との照合

解説から導いた答え2
法務省公表2
照合結果一致

法務省の正答 →

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