薬学実践問題物理・化学・生物/実務

第111回 薬剤師国家試験 問211
ビルダグリプチンの可逆的共有結合

第111回薬剤師国家試験の問211は、活性Serがニトリル炭素へ付加したイミデートを選ぶ問題です。Ser–OHの酸素がニトリル炭素へ求核付加し、C=N–Hを持つ可逆的共有結合体となる図1が適切です。正答は1です。

公式正答

公式正答 1

211はどう解くか

Ser–OHの酸素がニトリル炭素へ求核付加し、C=N–Hを持つ可逆的共有結合体となる図1が適切です。正答は1です。

5肢の判断根拠

1が正しいです。ニトリル炭素へSer–Oが結合し、窒素がプロトン化されたイミデート型付加体を表します。

2はカルバミン酸部位へアシル置換したような結合で、ビルダグリプチンのニトリルを用いる阻害機構ではありません。

3はアダマンタン側アルコールとSerが結合しており、求電子性ニトリル炭素への攻撃を表しません。

4はアミドカルボニルのアシル酵素を示しますが、実際の反応中心はニトリルです。

5はSerがニトリル窒素へ結合した構造で、求核攻撃を受ける原子が誤っています。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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