薬学実践問題・法規・制度・倫理/実務

第111回 薬剤師国家試験 問330
甘草含有漢方とサイアザイドによる重症低K血症

第111回薬剤師国家試験の問330は、偽アルドステロン症と利尿薬の相加作用を除く問題です。抑肝散の甘草による偽アルドステロン症にヒドロクロロチアジドが重なり、低K血症・高血圧・浮腫・横紋筋融解を来したため両剤を中止します。正答は2・3です。

公式正答

公式正答 2・3

問330はどう解くか

抑肝散の甘草による偽アルドステロン症にヒドロクロロチアジドが重なり、低K血症・高血圧・浮腫・横紋筋融解を来したため両剤を中止します。正答は2・3です。

全5肢の判断根拠

1は不適切です。ドネペジルは提示された低K血症、高血圧、浮腫、CK上昇の原因として最も考えにくく、まず原因薬を除きます。

2が適切です。抑肝散中グリチルリチンの代謝物が11β-HSD2を阻害し、コルチゾールがミネラルコルチコイド受容体を刺激します。

3が適切です。ヒドロクロロチアジドもK排泄を増やし、重度低K血症を悪化させるため配合錠を中止して降圧療法を再構成します。

4は不適切です。K 2.3 mEq/Lは重度低値なので、塩化Kは減量せず心電図・腎機能をみながら補正します。

5は不適切です。フロセミドもK排泄を増やし、低K血症と脱水を悪化させます。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成。

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