薬学実践問題病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問286
脳梗塞の病巣側と先行TIA

第111回薬剤師国家試験の問286は、左右交叉と症状の時間経過から病態を判断する問題です。右上肢症状は左大脳半球病変を示し、前夜の一過性右手脱力はTIAと考えられます。正答は2・5です。

公式正答

公式正答 2・5

286はどう解くか

右上肢症状は左大脳半球病変を示し、前夜の一過性右手脱力はTIAと考えられます。正答は2・5です。

5肢の判断根拠

1は誤りです。不整脈既往がなく脈も整で、脂質異常症など動脈硬化性機序を支持する情報があり、心原性が高いとは断定できません。

2が正しいです。錐体路は延髄で交叉するため、右上肢のしびれ・脱力は対側の左半球病変を示唆します。言語・構音症状とも整合します。

3は誤りです。脳動脈瘤破裂ならくも膜下出血が中心で、画像で頭蓋内出血はなく脳梗塞と診断されています。

4は誤りです。梗塞部は再灌流後の出血性梗塞を起こすことがあり、血栓溶解療法では特に出血を監視します。

5が正しいです。前夜の局所神経症状が短時間で回復しており、脳梗塞に先行した一過性脳虚血発作と考えられます。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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