薬学実践問題・病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問287
脳梗塞急性期の薬物治療

問287は、発症からの経過時間、病型、出血の有無を確かめたうえで使える薬を選ばせます。発症約1.5時間で出血がなく、血圧を適正化すればアルテプラーゼの適応を検討できます。エダラボンと非心原性梗塞に用いるオザグレルも急性期選択肢です。公式正答は1・2・3のうちいずれか2つです。

公式正答

公式正答 1・2・3のうち2つ

問287はどう解くか

発症約1.5時間で出血がなく、血圧を適正化すればアルテプラーゼの適応を検討できます。エダラボンと非心原性梗塞に用いるオザグレルも急性期選択肢です。公式正答は1・2・3のうちいずれか2つです。

全5肢の判断根拠

1は適切です。最終未発症確認と発症時刻を確認し、4.5時間以内、画像・禁忌条件を満たして血圧を185/110 mmHg未満へ管理すれば静注血栓溶解療法を検討します。

2は適切です。エダラボンはフリーラジカル消去薬で、脳梗塞急性期の神経症候・日常生活動作障害の改善目的に用います。

3も適切です。オザグレルはトロンボキサンA2合成酵素を阻害し、心原性以外の脳血栓症急性期に使用できます。公式はこの3肢の任意の2つを正答扱いとしています。

4は不適切です。ダビガトランは心房細動に伴う塞栓予防などの経口抗凝固薬で、急性期の血栓溶解・神経保護目的には用いません。

5は不適切です。ファスジルはRhoキナーゼ阻害薬で、くも膜下出血後の脳血管攣縮治療に用い、脳梗塞急性期の標準薬ではありません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成。

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