必須問題病態・薬物治療

第111回 薬剤師国家試験 問60
A群β溶連菌感染後の腎障害

第111回薬剤師国家試験の問60は、先行感染と免疫複合体性糸球体腎炎を結ぶ問題です。A群β溶連菌感染後には免疫複合体による急性糸球体腎炎が起こり、急性腎炎症候群を呈します。正答は1です。

公式正答

公式正答 1

60はどう解くか

A群β溶連菌感染後には免疫複合体による急性糸球体腎炎が起こり、急性腎炎症候群を呈します。正答は1です。

5肢の判断根拠

1が正しいです。咽頭炎や膿痂疹の後に血尿、浮腫、高血圧、腎機能低下などを急性に生じます。

2の急速進行性腎炎症候群は半月体形成性糸球体腎炎などで急速に腎機能が悪化する病態で、典型的な溶連菌感染後像ではありません。

3の慢性腎炎症候群は長期間持続する蛋白尿・血尿と徐々に進む腎機能低下を特徴とします。

4の反復性/持続性血尿症候群はIgA腎症などでみられますが、感染後に典型的に生じる設問の病態ではありません。

5のネフローゼ症候群は高度蛋白尿と低アルブミン血症を中心とし、溶連菌感染後の代表病型ではありません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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