薬学理論問題物理

第111回 薬剤師国家試験 問100
MALDI-TOF質量分析

第111回薬剤師国家試験の問100は、レーザー脱離イオン化と飛行時間の関係を押さえる問題です。MALDIではレーザー吸収性マトリックスを使い、TOFではm/zが小さいイオンほど早く検出器へ到達します。正答は2・3です。

公式正答

公式正答 2・3

100はどう解くか

MALDIではレーザー吸収性マトリックスを使い、TOFではm/zが小さいイオンほど早く検出器へ到達します。正答は2・3です。

5肢の判断根拠

1は誤りです。高電圧キャピラリーから溶液を噴霧するのはエレクトロスプレーイオン化(ESI)です。

2が正しいです。マトリックスがレーザーエネルギーを吸収して試料の脱離・穏やかなイオン化を助けます。

3が正しいです。同じ加速電圧で同じ電荷なら、質量の小さいイオンほど速度が大きく飛行時間が短くなります。

4は誤りです。MALDIは試料をターゲットプレート上で結晶化する不連続導入が基本で、LCやCEとの直接オンライン接続には通常ESIが適します。

5は誤りです。主に観測されるのは[M+H]⁺などの試料分子関連イオンで、マトリックス質量が共有結合的に付加したピークではありません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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