薬学理論問題物理

第111回 薬剤師国家試験 問98
錯体の逐次安定度定数とキレート効果

第111回薬剤師国家試験の問98は、Lewis酸塩基と定数の定義を確認する問題です。金属–配位子結合は配位共有結合であり、多座配位子はキレート効果により錯体を安定化します。正答は1・5です。

公式正答

公式正答 1・5

98はどう解くか

金属–配位子結合は配位共有結合であり、多座配位子はキレート効果により錯体を安定化します。正答は1・5です。

5肢の判断根拠

1が正しいです。配位子が孤立電子対を金属イオンへ供与して形成する配位結合は共有結合の一種です。

2は誤りです。第一逐次安定度定数はK1=[ML]/([M][L])で、記載式は逆数です。

3は誤りです。全安定度定数βnは逐次安定度定数の積K1K2…Knで表され、和ではありません。

4は誤りです。電子対を受け取る金属MがLewis酸、電子対を与える配位子LがLewis塩基です。

5が正しいです。多座配位子は一つの分子で複数箇所から結合して環を形成し、同程度の単座配位子より一般に安定な錯体を作ります。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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