公式正答
法務省公表の正答は3
司法試験予備試験 刑法 第7問はどう解くか
原因において自由な行為について、結論を分ける要件、判例、条文又は計算過程を確認します。法務省公表の正答は3です。
原因において自由な行為の解説
1 正しい
A説では完全な責任無能力を自らの道具として利用した原因行為を実行行為とし、限定責任能力の場合は結果行為を基礎に39条2項の減軽を認めます。
根拠:原因行為説と限定責任能力
2 正しい
B説では責任能力ある時点の殺害決意と後の結果行為を結び付けられます。一方、飲酒しただけで被害者宅へ向かえなかった段階は殺人の実行着手に至りません。
根拠:意思決定時の責任能力
3 誤り
B説は意思決定時に完全な責任能力があれば足りるため、その後の結果行為時に心神耗弱でも39条2項による減軽を行いません。
根拠:B説の責任能力判断時点
4 正しい
危険な酩酊状態へ入ることを過失で招き、責任無能力時に死亡結果を生じさせた場合、故意の殺人ではなく原因行為を基礎とする過失致死が成立し得ます。
根拠:過失による原因設定
5 正しい
殺害意思が初めて生じた時点ですでに心神耗弱なら、B説でもその限定された責任能力を前提とし、殺人罪に39条2項を適用します。
根拠:限定責任能力下の意思決定
公式正答との照合
| 確認方法 | 独自解説から正答を再構成し、法務省公表の正答と全解答欄を照合 |
|---|---|
| 解説から導いた答え | 3 |
| 法務省公表 | 3 |
| 照合結果 | 一致 |
出典:法務省「令和8年司法試験予備試験短答式試験問題・正答」。問題本文と選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。