2026年8月30日実施・全18問

令和8年度上期 電験三種
理論の解答・解説

電磁気、電気回路、電子理論、電気計測を扱います。 公式問題を開きながら、全問の考え方と途中式を無料で確認できます。

問17・問18は、試験ではどちらか1問を選ぶ選択問題です。このページでは両方の解説を掲載しています。

公式問題・正答

問題本文と公式図は転載していません。次の公式PDFを開き、問番号を合わせて解説を読んでください。本文中の説明図は資格Hubが独自に作成したものです。

令和8年度上期 理論の公式問題PDF →

令和8年度上期 4科目の公式正答PDF →

理論 全18問の解説

第1問・静電気

電荷を保ったまま極板間隔を2倍にしたコンデンサ

電源から外した後は電荷が一定に保たれる。平行板コンデンサの容量は極板間距離に反比例するので4 μFになり、エネルギーはQ²/2Cで求める。

公式正答(2) 4 μF・8 J

変化前の4 Jから増えた4 Jは、極板を引き離すときに外部がした仕事に当たる。

各選択肢の判断理由

  • (1) 4 μF・4 J:誤り

    容量は合うが、エネルギーを変化前の4 Jのままとしている。電荷一定なので電圧が2倍になり、エネルギーも2倍になる。

  • (2) 4 μF・8 J:正しい

    電荷8×10⁻³ Cを保ったまま容量が4 μFになり、W=Q²/2C=8 J。

  • (3) 16 μF・2 J:誤り

    容量を2倍としている。極板間距離が2倍なら容量は1/2になる。

  • (4) 16 μF・4 J:誤り

    容量の増減が逆で、エネルギーも変化前のまま。

  • (5) 16 μF・8 J:誤り

    エネルギーは合うが、容量の増減が逆。

第2問・静電気

点電荷がつくる2点間の電位差の大小

点電荷Qから距離rの点の電位はkQ/rなので、A-B間の電位差はkQ(1/r_A−1/r_B)となる。四つの実験で括弧内の値を比べる。

公式正答(4) 最小(a)・最大(c)

最小は(a)、最大は(c)。点Pに近いほど電位の変化が急なので、A-B間が同じ1 mでもPに近い(c)の方が大きい。

各選択肢の判断理由

  • (1) (a)と(b):誤り

    (a)は最小だが、(b)の2/3は(c)の4/3より小さく最大ではない。

  • (2) (b)と(c):誤り

    (c)は最大だが、(b)は2番目に大きく最小ではない。

  • (3) (c)と(d):誤り

    (d)は1/3で、1/6の(a)より大きく最小ではない。

  • (4) (a)と(c):正しい

    最小が(a)の1/6、最大が(c)の4/3。

  • (5) (b)と(d):誤り

    (b)・(d)はどちらも中間の値。

第3問・電磁気

コイルの磁束鎖交数と磁気エネルギー

磁束鎖交数はΨ=LI、磁気エネルギーはW=LI²/2。電流を3倍にすると、Ψは3倍、Wは電流の2乗で9倍になる。

公式正答(1) 1×10⁻² Wb・5×10⁻² J・Ψ₂は3倍、W₂は9倍

各選択肢の判断理由

  • (1) 1×10⁻²・5×10⁻²・3倍と9倍:正しい

    三つの空欄とも計算どおり。

  • (2) 5×10⁻³・5×10⁻²・3倍と9倍:誤り

    Ψ₁にLI/2を使っている。1/2が付くのは磁気エネルギーの式。

  • (3) 1×10⁻²・1×10⁻²・9倍と3倍:誤り

    W₁をLIとして計算し、倍率もΨとWで逆になっている。

  • (4) 1×10⁻²・5×10⁻¹・3倍と9倍:誤り

    W₁を10倍に見積もっている。½×10⁻³×10²=5×10⁻² J。

  • (5) 5×10⁻²・5×10⁻¹・9倍と27倍:誤り

    Ψ₁もW₁も違い、倍率も電流の2乗・3乗としている。

第4問・電磁気

N極とS極の間の点の磁界

点磁荷による磁界はH=m/(4πμ₀r²)。点AではN極Bの磁界はBから遠ざかる向き、S極Cの磁界はCへ向かう向きで、どちらもC側を向くので大きさを足す。

公式正答(3) 7.04 A/m

各選択肢の判断理由

  • (1) 3.52:誤り

    正しい値7.04 A/mのちょうど半分で、磁界の式の係数を誤った値。

  • (2) 1.76:誤り

    正しい値の1/4で、式の係数や距離の扱いが合わない。

  • (3) 7.04:正しい

    同じ向きの0.70 A/mと6.33 A/mの和。

  • (4) 5.28:誤り

    二つの磁界を差し引いても約5.63 A/mでこの値にならない。点Aでは両方の磁界が同じ向きになる。

  • (5) 10.6:誤り

    正しい値の1.5倍で、距離の2乗の扱いが合わない。

第5問・直流回路

並列接続した電池と負荷抵抗の消費電力

同じ起電力の電池を並列にすると、起電力は9 Vのままで、内部抵抗は1/4の0.025 Ωになる。この等価電源にR=0.5 Ωをつなぐ。

公式正答(5) 147 W

各選択肢の判断理由

  • (1) 820:誤り

    正しい147 Wの5倍以上で、並列電池の等価電源(9 V・0.025 Ω)と合わない。並列では起電力は9 Vのまま。

  • (2) 4,050:誤り

    電池1個の短絡電流9÷0.1=90 AがRに流れるとした値(90²×0.5)。

  • (3) 253:誤り

    電流を9÷0.4=22.5 Aとした値で、内部抵抗4個を直列に足し、Rを入れていない。

  • (4) 50:誤り

    内部抵抗を直列の0.4 ΩとしてRに足し、電流を10 Aとした値。

  • (5) 147:正しい

    等価内部抵抗0.025 Ωで電流約17.1 A、P=I²R≒147 W。

第6問・静電気

直列充電したコンデンサを並列につないだ後の電圧

直列に充電すると、二つのコンデンサには同じ電荷が蓄えられる。同じ極性どうしを並列につなぐと電荷の合計が保存され、合成容量C₁+C₂で割れば端子電圧になる。

公式正答(4) 8/3 V

各選択肢の判断理由

  • (1) 32/3:誤り

    正しい値の4倍で、電荷の合計か合成容量の扱いを誤っている。

  • (2) 4/3:誤り

    直列の合成容量(4/3 μF)の数値で、電圧ではない。

  • (3) 16/3:誤り

    電荷の合計16 μCを3 μFで割った値。並列の合成容量は4+2=6 μF。

  • (4) 8/3:正しい

    16 μC÷6 μF=8/3 V。

  • (5) 2/3:誤り

    正しい値の1/4で、電荷の合計を誤っている。

第7問・直流回路

並列抵抗の一方を表す式

並列回路では全電流IがRとRₓに分かれる。I=V/R+V/RₓをRₓについて解く。

公式正答(4) VR/(IR−V)

各選択肢の判断理由

  • (1) V/I+R:誤り

    合成抵抗V/IにRを足した形で、並列の関係から導けない。

  • (2) V/I−R:誤り

    直列接続なら成り立つ式(V/I=R+Rₓ)で、並列には使えない。

  • (3) R/(IR/V−V):誤り

    分母のIR/Vは無次元、Vは電圧で、単位がそろわない。

  • (4) VR/(IR−V):正しい

    I=V/R+V/Rₓを解いた式。

  • (5) V/{I/(V−R)}:誤り

    分母にV−R(電圧と抵抗の差)を含み、単位がそろわない。

第8問・交流回路

RC並列回路の電源電圧と消費電力

左の枝は8 Ωと容量性リアクタンス6 Ωの直列で|Z|=10 Ω。コンデンサの電圧12 Vから枝の電流2 Aが分かり、電源電圧は2 A×10 Ω=20 V。右の枝(4 Ω・3 Ω、|Z|=5 Ω)にも同じ20 Vが加わる。

公式正答(1) E=20 V・P=96 W

電力を消費するのは抵抗だけで、コンデンサは有効電力を消費しない。

各選択肢の判断理由

  • (1) 20 V・96 W:正しい

    Eも電力も計算どおり。

  • (2) 20 V・32 W:誤り

    Eは合うが、電力が左の枝の32 Wだけで、右の枝の64 Wが入っていない。

  • (3) 28 V・168 W:誤り

    抵抗とコンデンサの電圧16 Vと12 Vを算術和で28 Vとしている。直角に合成すると20 V。

  • (4) 28 V・120 W:誤り

    電源電圧を算術和の28 Vとしていて、電力も合わない。

  • (5) 40 V・309 W:誤り

    電源電圧も電力も計算と合わない。

第9問・交流回路

単相3線式負荷の線電流の大小

各負荷の電流を複素数で求め、端子ごとにキルヒホッフの電流則で合成する。V_abとV_bcはどちらも100∠0°、V_acは200∠0°である。

公式正答(5) I_a>I_c>I_b

各選択肢の判断理由

  • (1) I_c>I_a>I_b:誤り

    I_cは32 Aで、I_aの39.6 Aより小さい。

  • (2) I_b>I_c>I_a:誤り

    I_bは28.3 Aで三つのうち最小。

  • (3) I_a=I_c>I_b:誤り

    I_aとI_cは39.6 Aと32 Aで等しくない。

  • (4) I_b>I_a>I_c:誤り

    I_bを最大としているが、実際は最小。

  • (5) I_a>I_c>I_b:正しい

    39.6 A>32 A>28.3 A。

第10問・過渡現象

RL直列回路の過渡現象の記述の誤り

スイッチを閉じた後の電流はi=(E/R)(1−e^{−t/τ})、時定数はτ=L/R。抵抗の電圧はv_R=E(1−e^{−t/τ})、コイルの電圧はv_L=Ee^{−t/τ}となる。

公式正答(4) (4)が誤り

各選択肢の判断理由

  • (1) 時定数はRに反比例する:正しい

    τ=L/Rなので正しい。

  • (2) v_LはLが大きいほど緩やかに変化する:正しい

    Lが大きいほどτが大きくなるので正しい。

  • (3) 2τ後のv_RはEの0.865倍:正しい

    E(1−e⁻²)≒0.865Eで正しい。

  • (4) τ後のv_LはEの0.632倍:誤り

    τ後のv_LはEe⁻¹≒0.368Eで、0.632倍は抵抗の電圧と電流の値。この記述が誤り。

  • (5) τ後の電流はE/Rの0.632倍:正しい

    (E/R)(1−e⁻¹)≒0.632E/Rで正しい。

第11問・電子理論

ホウ素を加えたp形半導体

シリコンの価電子は4個。価電子3個のホウ素を加えると、共有結合に電子が1個足りない箇所(正孔)ができてp形半導体になる。このような不純物をアクセプタという。

公式正答(2) 4・3・p・アクセプタ

各選択肢の判断理由

  • (1) 4・5・n・ドナー:誤り

    価電子5個の不純物(リンなど)を加えた場合の組合せ。ホウ素の価電子は3個。

  • (2) 4・3・p・アクセプタ:正しい

    Siの4個、Bの3個でp形、不純物はアクセプタ。

  • (3) 5・4・n・アクセプタ:誤り

    Siの価電子を5個としていて、形とも合わない。

  • (4) 4・3・p・ドナー:誤り

    p形までは合うが、価電子3個の不純物はアクセプタと呼ぶ。

  • (5) 5・4・p・アクセプタ:誤り

    Siとホウ素の価電子数が違う。

第12問・原子物理

重陽子の核融合と静電気力の位置エネルギー

軽い原子核どうしが結合して重いHeができるので核融合である。放出されたエネルギーの分だけ質量が減り、E=Δmc²で表される。重陽子間の位置エネルギーはU=ke²/rに代入して求める。

公式正答(2) 核融合・減少・Δm·c²・5.8×10⁻¹⁴ J

各選択肢の判断理由

  • (1) 核分裂・増加・Δm·c²・3.6×10⁻¹⁴:誤り

    軽い核が結合する反応を核分裂とし、質量も増加としている。

  • (2) 核融合・減少・Δm·c²・5.8×10⁻¹⁴:正しい

    4空欄とも正しい。

  • (3) 核融合・減少・Δm·c²・3.6×10⁻¹⁴:誤り

    (ア)〜(ウ)は合うが、位置エネルギーは5.8×10⁻¹⁴ J。

  • (4) 核融合・増加・½Δm·c²・5.8×10⁻¹⁴:誤り

    質量は減少し、エネルギーの式に1/2は付かない。

  • (5) 核分裂・減少・½Δm·c²・3.6×10⁻¹⁴:誤り

    反応の種類、エネルギーの式、(エ)の値が違う。

第13問・電子回路

FETソース接地増幅回路の電圧増幅度

等価回路では、電流源g_m v_gsの電流がr_dとR_Lの並列に流れ、v_gs=v_iである。r_d≫R_Lなら並列抵抗はほぼR_Lになる。

公式正答(2) g_m R_L

各選択肢の判断理由

  • (1) g_m r_d:誤り

    R_Lを無視してr_dだけを負荷とした式。並列では小さい方のR_Lが効く。

  • (2) g_m R_L:正しい

    r_d≫R_Lでの近似。

  • (3) g_m(R_L+r_d):誤り

    並列のr_dとR_Lを直列に足している。

  • (4) g_m r_d/R_L:誤り

    単位がSのままで、増幅度(無次元)にならない。

  • (5) g_m R_L/(R_L+r_d):誤り

    分圧の形で、r_d≫R_Lではほぼ0になる。

第14問・電気計測

電力計が逆振れした二電力計法の三相電力

二電力計法では二つの指示の和が三相電力になる。W₂が逆振れしたのは、その計器の値が負であることを表すので、極性を反転して読んだ25 Wは引き算する。

公式正答(4) 465 W

力率が0.5より低い負荷では、片方の電力計の指示が負になる。

各選択肢の判断理由

  • (1) 490:誤り

    W₁だけの値。

  • (2) 25:誤り

    W₂だけの値。

  • (3) 515:誤り

    逆振れしたW₂を正のまま足した値。

  • (4) 465:正しい

    490−25=465 W。

  • (5) 258:誤り

    490+25を2で割った値。三相電力は二つの指示の和そのもの。

第15問・三相交流

Δ結線とY結線を並列にした三相負荷

Δ結線のX_Lに流れる電流I_Lは相電流で、線電流は√3I_Lになる。等価なY結線に直すと、1相の電流は線電流そのものになる。

公式正答(5・3) (a)√3 I_L (b)15 Ω

(a) Y結線に変換すると1相のリアクタンスはX_L/3となり、そこに流れる電流は線電流に等しい。

(b) Δ結線のX_Lには線間電圧V、Y結線のX_Cには相電圧V/√3が加わる。

(a) 各選択肢の判断理由

  • (1) I_L/√3:誤り

    線電流と相電流の関係を逆にしている。Δ結線の線電流は相電流の√3倍。

  • (2) I_L/√2:誤り

    三相の電流の関係に√2は現れない。

  • (3) I_L:誤り

    Δの相電流のままで、Y結線の1相に流れる線電流になっていない。

  • (4) √2 I_L:誤り

    三相の電流の関係に√2は現れない。

  • (5) √3 I_L:正しい

    Y結線の1相の電流は線電流で√3I_L。

(b) 各選択肢の判断理由

  • (1) 25:誤り

    I_L/I_C≒0.69となり、2/√3の関係を満たさない。

  • (2) 20:誤り

    I_L/I_Cが√3/2となり、条件の2/√3の逆数になる。

  • (3) 15:正しい

    V/X_L=V/15からX_L=15 Ω。

  • (4) 10:誤り

    X_LをX_Cと同じ10 Ωとした値で、I_L/I_C=√3になる。

  • (5) 5:誤り

    I_L/I_C=2√3となり、条件と合わない。

第16問・電気計測

内部抵抗の異なる電圧計の直列使用と分流抵抗

最大目盛での電流は、V₁が150 V÷18 kΩ≒8.33 mA、V₂が300 V÷30 kΩ=10 mA。直列にすると同じ電流が流れるので、先に振り切れるV₁の8.33 mAで測定範囲が決まる。

公式正答(2・1) (a)400 V (b)V₁・90 kΩ・並列・V₂

(b) 450 VでV₁に150 V、V₂に300 Vを加えるには、V₂に10 mAを流しつつV₁には8.33 mAだけを流す。差の1.67 mAを分流させる抵抗をV₁に並列につなぐ。

(a) 各選択肢の判断理由

  • (1) 450:誤り

    最大目盛の和。直列では電流が共通なので、V₂は最大目盛まで振れない。

  • (2) 400:正しい

    8.33 mA×48 kΩ=400 V。

  • (3) 300:誤り

    V₂の最大目盛だけの値。

  • (4) 225:誤り

    直列回路の電流と抵抗の関係から外れた値。

  • (5) 150:誤り

    V₁の最大目盛だけの値。

(b) 各選択肢の判断理由

  • (1) V₁・90 kΩ・並列・V₂:正しい

    V₁に90 kΩを並列につなぎ、1.67 mAを分流させる。

  • (2) V₁・90 kΩ・直列・V₂:誤り

    V₁に抵抗を直列につないでも、V₁とV₂の電流は等しいまま。

  • (3) V₂・90 kΩ・並列・V₁:誤り

    V₂側が22.5 kΩとなり、450 VのうちV₁に200 Vが加わって最大目盛150 Vを超える。

  • (4) V₁・18 kΩ・並列・V₂:誤り

    並列部分が9 kΩとなり、450 VのうちV₂に約346 Vが加わって最大目盛300 Vを超える。

  • (5) V₂・18 kΩ・直列・V₁:誤り

    直列に抵抗を足しても、両計器の電流は等しいまま。

第17問・電磁気

環状鉄心の最大磁束と電圧・周波数

飽和もヒステリシスもない鉄心では、誘導起電力の式E=4.44fNΦ_mから、最大磁束は電圧に比例し、周波数に反比例する。

公式正答(4・4) (a)3.0倍 (b)1.5倍

(a) 周波数一定で電圧を3倍にすると、最大磁束は3.0倍。

(b) 電圧3E・周波数2fでは1.5倍になる。

(a) 各選択肢の判断理由

  • (1) 1.0:誤り

    磁束が電圧で変わらないとしている。

  • (2) 0.11:誤り

    1/9倍で、電圧の2乗に反比例するとしている。

  • (3) 0.33:誤り

    電圧に反比例するとしている。

  • (4) 3.0:正しい

    電圧に比例して3倍。

  • (5) 9.0:誤り

    電圧の2乗に比例するとしている。

(b) 各選択肢の判断理由

  • (1) 0.67:誤り

    電圧と周波数の比を逆にした2/3倍。

  • (2) 0.17:誤り

    1/6倍で、電圧にも反比例するとしている。

  • (3) 3.0:誤り

    周波数を2倍にした影響を入れていない。

  • (4) 1.5:正しい

    3E/(2f)で1.5倍。

  • (5) 0.50:誤り

    周波数の影響だけで、電圧の3倍を入れていない。

第18問・電子回路

トランジスタ増幅回路の動作点と低域の周波数

ベース電流を無視すると、ベース電位はR_AとR_Bによる分圧で決まる。そこからV_beを引いたエミッタ電位をR_Dで割ると、エミッタ電流(≒コレクタ電流)になる。

公式正答(2・2) (a)5.3 V (b)5.3 Hz

(b) 図3では結合コンデンサC₁とh_ieが直列になる。増幅度が1/√2になるのは、C₁のリアクタンスがh_ieと等しくなる周波数である。

(a) 各選択肢の判断理由

  • (1) 6.4:誤り

    コレクタの電位(12−5×1.11≒6.4 V)で、エミッタ電位約1.1 Vを引いていない。

  • (2) 5.3:正しい

    12−1.11×6≒5.3 V。

  • (3) 4.5:誤り

    コレクタ電流を約1.25 mAとした値で、分圧とV_beの計算に合わない。

  • (4) 1.7:誤り

    ベース電位(約1.71 V)と同じ値で、V_ceではない。

  • (5) 1.1:誤り

    エミッタ電位の値。

(b) 各選択肢の判断理由

  • (1) 7.9:誤り

    C₁のリアクタンスが約2.0 kΩでh_ieより小さく、増幅度は約0.83倍で1/√2より大きい。

  • (2) 5.3:正しい

    X_C=h_ieとなる周波数で約5.3 Hz。

  • (3) 2.1:誤り

    C₁のリアクタンスが約7.6 kΩとなり、増幅度は約0.37倍まで下がる。

  • (4) 1.6:誤り

    C₁のリアクタンスが約9.9 kΩとなり、増幅度は約0.29倍。

  • (5) 1.2:誤り

    C₁のリアクタンスが約13 kΩとなり、増幅度は約0.22倍。

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