令和6年・刑法・第17問

司法試験 刑法
第17問 解説

先に放火罪における公共の危険の判断基準を確定し、その後で各記述を照合します。法務省公表の正答は1です。

公式正答

法務省公表の正答は1

放火罪における公共の危険

公共の危険の内容 選択1=延焼危険に限定する見解

一つの見解は公共の危険を現住建造物等又は他人所有非現住建造物等への延焼危険に限定します。判例は生命・身体・財産への広い危険も含むため、この限定説は判例に反対する立場です。

根拠:109条2項・110条

故意の要否 客観的処罰条件説では認識不要

公共危険を客観的処罰条件と捉えるなら、その発生の認識は不要となります。反対説は、自己所有物を焼くだけなら器物損壊相当の責任しかなく、公共危険の認識なしに重い放火責任を問えないと批判します。

根拠:自己所有物焼損の責任基礎

公式正答との照合

解説から導いた答え1
法務省公表1
照合結果一致

法務省の正答 →

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