令和8年・刑法・第11

司法試験 刑法
11問 解説

死体損壊等罪の保護法益・不作為・罪数は、制度趣旨を押さえると各肢の位置付けが明確になります。法務省公表の正答は4です。

公式正答

法務省公表の正答は4

死体損壊等罪の保護法益・不作為・罪数

1 不適切

判例と整合する中心的説明は、死者本人の権利ではなく、死者への社会一般の宗教的・敬けんな感情の保護です。

根拠:死者本人の法益説

2 不適切

死者が権利主体になれないという批判を受けた後に、同じ死者本人の権利説を再び採る配置は会話の論理に合いません。

根拠:二つの保護法益説

3 不適切

自ら出産した子を殺害後に放置する場合、親として死体を葬祭すべき義務を否定することはできません。

根拠:葬祭義務

4 正しい

遺棄には義務者の放置も含まれます。親には葬祭義務がある一方、通行人を殺しただけの者には当然の葬祭義務がなく、殺人罪と死体遺棄罪がともに成立するときは併合罪です。

根拠:不作為による遺棄と併合罪

5 不適切

判例は一定の場合に不作為による死体遺棄を認めます。不作為を全面的に除外する出発点が異なります。

根拠:遺棄概念

公式正答との照合

解説から導いた答え4
法務省公表4
照合結果一致

法務省の正答 →

問題本文と選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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