薬学実践問題物理・化学・生物/実務

第111回 薬剤師国家試験 問204
ガドリニウム造影MRIの原理

第111回薬剤師国家試験の問204は、核スピン共鳴と常磁性造影剤を整理する問題です。外部磁場でプロトンのエネルギー準位が分裂し、造影剤はGd3⁺を安全に保持するキレート化合物です。正答は1・4です。

公式正答

公式正答 1・4

204はどう解くか

外部磁場でプロトンのエネルギー準位が分裂し、造影剤はGd3⁺を安全に保持するキレート化合物です。正答は1・4です。

5肢の判断根拠

1が正しいです。スピン1/2の1H核は磁場に平行・反平行の二準位をとり、その人口差が信号源になります。

2は誤りです。準位差に一致するラーモア周波数のラジオ波を照射して共鳴遷移を起こします。単により高い周波数ではありません。

3は誤りです。MRI造影剤は放射性核種を用いず、常磁性による緩和効果を利用します。

4が正しいです。遊離Gd3⁺の毒性を抑えるため、DOTA類似配位子へ強固にキレートされています。

5は誤りです。ガドリニウムは周囲の水プロトンの主にT1緩和時間を短縮し、T1強調像の信号を高めます。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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