薬学実践問題衛生/実務

第111回 薬剤師国家試験 問236
シスプラチン併用療法の制吐予防

第111回薬剤師国家試験の問236は、高度催吐性リスクにNK1・5-HT3受容体拮抗薬を組み合わせる問題です。シスプラチンを含むGC療法では、NK1受容体拮抗薬アプレピタントと長時間作用型5-HT3受容体拮抗薬パロノセトロンを予防的に用います。正答は3・5です。

公式正答

公式正答 3・5

236はどう解くか

シスプラチンを含むGC療法では、NK1受容体拮抗薬アプレピタントと長時間作用型5-HT3受容体拮抗薬パロノセトロンを予防的に用います。正答は3・5です。

5肢の判断根拠

1のクロルプロマジンはD2受容体遮断などで制吐作用を示しますが、シスプラチン高度催吐性レジメンの標準的予防薬の中心ではありません。

2のメトクロプラミドは突出性悪心・嘔吐などに使うことはありますが、本例の一次予防として選ぶ薬ではありません。

3が正しいです。アプレピタントはサブスタンスPのNK1受容体を遮断し、急性期と遅発期の悪心・嘔吐を抑えます。

4のオランザピンは制吐レジメンへ加えることがありますが、糖尿病患者では高血糖悪化のため日本の添付文書上禁忌です。

5が正しいです。パロノセトロンは持続の長い5-HT3受容体拮抗薬で、急性期・遅発期の予防に用います。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

全345問・全1,729肢解説PDFを見る →