薬学実践問題・衛生/実務

第111回 薬剤師国家試験 問237
職業性膀胱がんの原因物質

第111回薬剤師国家試験の問237は、芳香族アミンの構造を見分ける問題です。膀胱がんとの職業性曝露が問題となるのは、芳香族アミンのo-トルイジンとMOCAです。正答は2・3です。

公式正答

公式正答 2・3

問237はどう解くか

膀胱がんとの職業性曝露が問題となるのは、芳香族アミンのo-トルイジンとMOCAです。正答は2・3です。

全5肢の判断根拠

1はフェノバルビタールの構造で、芳香族アミンを扱う職業性膀胱がんの代表原因物質ではありません。

2が正しいです。o-トルイジンはベンゼン環にアミノ基と隣接メチル基を持つ芳香族アミンで、膀胱がんの職業性発がん物質です。

3が正しいです。MOCA(3,3′-ジクロロ-4,4′-ジアミノジフェニルメタン)はウレタン樹脂硬化剤などに用いられ、膀胱がんとの関連があります。

4は1,2-ジクロロプロパンで、印刷事業場における胆管がんとの関連が知られます。

5はビス(クロロメチル)エーテルで、主に肺がんとの関連が問題となる物質です。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成。

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