薬学実践問題・法規・制度・倫理/実務

第111回 薬剤師国家試験 問307
スタチンとクラリスロマイシンの相互作用説明

第111回薬剤師国家試験の問307は、CYP3A4依存性と代替スタチンの代謝差を伝える問題です。クラリスロマイシンでシンバスタチン濃度と筋障害リスクが上がるためフルバスタチンへ変更し、同剤はグレープフルーツとの注意喚起対象ではありません。正答は2・4です。

公式正答

公式正答 2・4

問307はどう解くか

クラリスロマイシンでシンバスタチン濃度と筋障害リスクが上がるためフルバスタチンへ変更し、同剤はグレープフルーツとの注意喚起対象ではありません。正答は2・4です。

全5肢の判断根拠

1は誤りです。カルボシステインがシンバスタチン作用を弱める相互作用ではありません。

2が正しいです。クラリスロマイシンはCYP3A4を阻害し、基質シンバスタチンの濃度を上げて横紋筋融解症等を増やします。

3は誤りです。フルバスタチンはHMG-CoA還元酵素を阻害して肝コレステロール合成を抑え、LDL受容体を増やします。排泄促進が主作用ではありません。

4が正しいです。主にCYP2C9で代謝されるフルバスタチンは、腸管CYP3A4を阻害するグレープフルーツとの相互作用注意がありません。

5は誤りです。酸化マグネシウムとの同時服用で臨床的に重要な吸収低下を起こすため時間を空けるとの注意喚起はありません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成。

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