薬学実践問題病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問289
せん妄リスクを抑える不眠治療薬の選択

第111回薬剤師国家試験の問289は、フルボキサミン相互作用とGABA作動薬を避ける問題です。ベンゾジアゼピン系を避け、フルボキサミンと禁忌のラメルテオンではなく、オレキシン受容体拮抗薬レンボレキサントを選びます。正答は3です。

公式正答

公式正答 3

289はどう解くか

ベンゾジアゼピン系を避け、フルボキサミンと禁忌のラメルテオンではなく、オレキシン受容体拮抗薬レンボレキサントを選びます。正答は3です。

5肢の判断根拠

1のラメルテオンはせん妄予防に用いられることがありますが、フルボキサミンがCYP1A2を強く阻害して濃度を著増させるため併用禁忌です。

2のフルニトラゼパムはベンゾジアゼピン系で、高齢者の認知機能低下、転倒、せん妄を悪化させ得ます。

3が正しいです。レンボレキサントはオレキシン受容体を遮断して睡眠を促し、GABA作動性薬よりせん妄リスクを抑えられます。併用時は用量にも注意します。

4のゾルピデムもGABAA受容体作動性の非ベンゾジアゼピン系で、高齢者ではせん妄・転倒に注意します。

5のクエチアピンは抗精神病薬で、糖尿病患者への不眠目的の第一選択ではなく、高血糖や過鎮静等のリスクがあります。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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