薬学実践問題・病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問294
糖尿病患者のシックデイルール

第111回薬剤師国家試験の問294は、脱水時に休薬する薬と継続調整するインスリンを区別する問題です。嘔吐・下痢と摂食不良時はメトホルミンを休薬し、SGLT2阻害薬関連ケトアシドーシスを見逃さないよう尿ケトン体を確認します。正答は2・4です。

公式正答

公式正答 2・4

問294はどう解くか

嘔吐・下痢と摂食不良時はメトホルミンを休薬し、SGLT2阻害薬関連ケトアシドーシスを見逃さないよう尿ケトン体を確認します。正答は2・4です。

全5肢の判断根拠

1は誤りです。脱水中のSGLT2阻害薬継続はAKIや正常血糖ケトアシドーシスのリスクを高めるため、一時休薬します。

2が正しいです。脱水・腎機能低下時のメトホルミンは乳酸アシドーシスを招き得るため、回復まで休薬します。

3は誤りです。インスリンを全て中止すると高血糖・ケトーシスを招きます。基礎インスリンは原則継続し、超速効型は食事量と血糖に応じ医療者の指示で調整します。

4が正しいです。血糖が極端に高くなくてもSGLT2阻害薬関連ケトアシドーシスは起こり得るため、ケトン測定と症状時受診が重要です。

5は誤りです。脱水を防ぐ水分と、摂れる範囲で消化しやすい炭水化物を補給します。絶食を続けません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成。

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