薬学実践問題病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問295
シックデイ回復後のインスリン調整

第111回薬剤師国家試験の問295は、自己測定の食前・食後パターンから増量箇所を決める問題です。回復後は心腎保護にも有用なエンパグリフロジンを再開・継続し、朝食後だけ高いため朝食前リスプロを増量します。正答は1・4です。

公式正答

公式正答 1・4

295はどう解くか

回復後は心腎保護にも有用なエンパグリフロジンを再開・継続し、朝食後だけ高いため朝食前リスプロを増量します。正答は1・4です。

5肢の判断根拠

1が正しいです。胃腸炎と脱水が解消し通常の摂食・飲水へ戻り、ケトン陰性・腎機能に問題がなければSGLT2阻害薬を継続できます。

2は誤りです。メトホルミン減量を要する腎障害や低血糖は示されず、HbA1c改善にも逆行します。

3は誤りです。朝食前112、夕食前105、就寝前127 mg/dLで基礎血糖は概ね良好なため、グラルギン増量は空腹時低血糖を招き得ます。

4が正しいです。朝食前112から朝食後252 mg/dLへ大きく上昇しており、朝食直前リスプロの不足が示唆されます。食事内容も合わせて見直します。

5は誤りです。夕食後163 mg/dLは朝食後ほど高くなく、夕食前リスプロを優先して増量するパターンではありません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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