薬学実践問題病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問298
過活動膀胱の病態

第111回薬剤師国家試験の問298は、尿意切迫・頻尿を蓄尿期の排尿抑制低下から理解する問題です。感染や残尿、腹圧性尿失禁ではなく、排尿中枢に対する上位中枢の抑制低下による過活動膀胱が考えられます。正答は2・4です。

公式正答

公式正答 2・4

298はどう解くか

感染や残尿、腹圧性尿失禁ではなく、排尿中枢に対する上位中枢の抑制低下による過活動膀胱が考えられます。正答は2・4です。

5肢の判断根拠

1は誤りです。排尿痛、発熱、血尿など感染性膀胱炎を示す情報はなく、尿意切迫と頻尿が中心です。

2が正しいです。求心性入力は尿量・膀胱伸展を伝えており、本例はその消失ではなく蓄尿時の排尿筋抑制が不十分な病態です。

3は誤りです。残尿を伴う排尿困難・溢流性尿失禁の症状は示されません。抗コリン薬投与前には念のため確認します。

4が正しいです。大脳・橋など上位中枢から仙髄排尿中枢への抑制が弱まると、蓄尿期に排尿筋が不随意収縮します。

5は誤りです。咳やくしゃみに伴う腹圧上昇で漏れるのは腹圧性尿失禁で、本例の切迫性症状とは異なります。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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