薬学実践問題病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問300
クローン病の服薬・栄養指導

第111回薬剤師国家試験の問300は、放出制御製剤と低脂肪成分栄養を理解する問題です。メサラジン徐放錠は粉砕・咀嚼せず、低脂肪の成分栄養剤で腸管の抗原負荷と炎症刺激を減らします。正答は2・3です。

公式正答

公式正答 2・3

300はどう解くか

メサラジン徐放錠は粉砕・咀嚼せず、低脂肪の成分栄養剤で腸管の抗原負荷と炎症刺激を減らします。正答は2・3です。

5肢の判断根拠

1は誤りです。ブデソニドは寛解導入に用いる局所作用性ステロイドで、長期の寛解維持目的に漫然と継続しません。

2が正しいです。ペンタサ錠は消化管内で徐々にメサラジンを放出する製剤で、粉砕・咀嚼すると放出特性が損なわれます。

3が正しいです。エレンタールは窒素源をアミノ酸とし脂肪が極めて少なく、消化吸収の負担と食餌抗原刺激を減らします。

4は誤りです。栄養状態と腸炎を改善する治療ですが、止瀉薬のように下痢を直接止める作用を目的としません。高浸透圧で急速摂取すると下痢を来すこともあります。

5は誤りです。活動期・狭窄リスクでは低残渣・低脂肪食を基本とし、不溶性食物繊維を多量に勧めません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

全345問・全1,729肢解説PDFを見る →