薬学実践問題・病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問301
クローン病の病態と治療段階

第111回薬剤師国家試験の問301は、慢性炎症性疾患として寛解導入と再燃予防を考える問題です。クローン病は消化管の慢性炎症性疾患で、軽症〜中等症治療が不十分なら全身性プレドニゾロンによる寛解導入を検討します。正答は1・4です。

公式正答

公式正答 1・4

問301はどう解くか

クローン病は消化管の慢性炎症性疾患で、軽症〜中等症治療が不十分なら全身性プレドニゾロンによる寛解導入を検討します。正答は1・4です。

全5肢の判断根拠

1が正しいです。全層性の慢性肉芽腫性炎症が非連続性に生じ、再燃と寛解を繰り返します。

2は誤りです。Hb 14.1 g/dL、赤血球数も保たれ、現時点で貧血はありません。

3は誤りです。腹痛・下痢・体重減少はありますが、嘔吐、排便停止、画像所見など明らかな腸閉塞の情報はありません。

4が正しいです。ブデソニド等で寛解導入できない場合、病変部位・重症度に応じ全身性ステロイドや生物学的製剤へ治療を強化します。

5は誤りです。薬物療法は寛解導入・維持を目指しますが、慢性疾患であり『完治』を保証する治療ではありません。禁煙も重要です。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成。

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