薬学実践問題病態・薬物治療/実務

第111回 薬剤師国家試験 問302
褥瘡の黄色期から肉芽形成期への外用薬変更

第111回薬剤師国家試験の問302は、滲出液吸収・殺菌と細胞増殖促進を段階で使い分ける問題です。カデキソマー・マクロゴール基剤は多い滲出液を吸収し、創が清浄化した後はトレチノイントコフェリルで肉芽形成を促します。正答は1・5です。

公式正答

公式正答 1・5

302はどう解くか

カデキソマー・マクロゴール基剤は多い滲出液を吸収し、創が清浄化した後はトレチノイントコフェリルで肉芽形成を促します。正答は1・5です。

5肢の判断根拠

1が正しいです。水溶性マクロゴール基剤とカデキソマー粒子が滲出液・壊死物質を吸収し、ヨウ素を徐放して感染を抑えます。

2は誤りです。変更は効果不十分だからではなく、黄色壊死組織が除かれ創床が次の治癒段階へ移ったためです。

3は誤りです。褥瘡予防・治療では定期的な体位変換と除圧が必要で、一定姿勢を保たせません。

4は誤りです。トレチノイントコフェリルは肉芽形成促進目的で、壊死組織除去後にむしろ適応する薬です。疼痛・出血だけを理由に一律中止しません。

5が正しいです。線維芽細胞等の増殖、血管新生、肉芽形成を促し、創傷治癒を進めます。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

全345問・全1,729肢解説PDFを見る →