薬学実践問題薬剤/実務

第111回 薬剤師国家試験 問266
ダビガトランとイトラコナゾールの相互作用

第111回薬剤師国家試験の問266は、P糖タンパク質阻害による抗凝固薬曝露増大を回避する問題です。イトラコナゾールはP糖タンパク質を阻害してダビガトラン濃度と出血リスクを上げるため、爪白癬薬をテルビナフィンへ変更します。正答は3です。

公式正答

公式正答 3

266はどう解くか

イトラコナゾールはP糖タンパク質を阻害してダビガトラン濃度と出血リスクを上げるため、爪白癬薬をテルビナフィンへ変更します。正答は3です。

5肢の判断根拠

1は不適切です。リバーロキサバンもCYP3A4・P糖タンパク質阻害の影響を受け、イトラコナゾール併用で出血リスクを避けられません。

2は不適切です。イトラコナゾールはP糖タンパク質阻害によりジゴキシン系薬の濃度を上げ得るため、増量は危険です。

3が適切です。テルビナフィンは爪白癬へ有効で、ダビガトランとの強いP糖タンパク質阻害相互作用を避けられます。肝機能確認は必要です。

4は不適切です。イトラコナゾールカプセルは食直後に服用すると吸収が良く、空腹時へ変えると吸収が低下します。

5は不適切です。ビソプロロールを中止する根拠はなく、心房細動の心拍管理を損ないます。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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