薬学実践問題薬剤/実務

第111回 薬剤師国家試験 問271
バルプロ酸使用患者のカルバペネム回避

第111回薬剤師国家試験の問271は、増量で補えない濃度低下を抗菌薬変更で防ぐ問題です。カルバペネムとの併用はバルプロ酸濃度を著減させるため、感受性を踏まえタゾバクタム・ピペラシリン等へ変更します。正答は4です。

公式正答

公式正答 4

271はどう解くか

カルバペネムとの併用はバルプロ酸濃度を著減させるため、感受性を踏まえタゾバクタム・ピペラシリン等へ変更します。正答は4です。

5肢の判断根拠

1は不適切です。抗てんかん薬の突然の中止は発作を誘発し得るため、感染治療だけを優先して中断しません。

2は不適切です。相互作用による低下は大きく予測困難で、バルプロ酸増量では安全に補えません。

3は不適切です。意識障害ではなく発作再発リスクの薬物相互作用であり、精神科受診を優先する場面ではありません。

4が適切です。原因薬メロペネムをカルバペネム以外の広域抗菌薬へ変更し、バルプロ酸療法を維持します。培養結果でさらに狭域化します。

5は不適切です。全般発作にカルバマゼピンは発作型を悪化させることがあり、安易な変更はしません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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