薬学実践問題薬剤/実務

第111回 薬剤師国家試験 問274
メトホルミン関連乳酸アシドーシス

第111回薬剤師国家試験の問274は、pH・HCO3−・乳酸・ケトンから酸塩基異常を判定する問題です。pH 7.25、HCO3− 10 mEq/Lで代謝性アシドーシスがあり、乳酸203 mg/dLの著増とケトン陰性から乳酸アシドーシスです。正答は3です。

公式正答

公式正答 3

274はどう解くか

pH 7.25、HCO3− 10 mEq/Lで代謝性アシドーシスがあり、乳酸203 mg/dLの著増とケトン陰性から乳酸アシドーシスです。正答は3です。

5肢の判断根拠

1は誤りです。アルカローシスならpH上昇を示しますが、本例は明らかなアシデミアです。

2は誤りです。血糖は220 mg/dLですが血中ケトン体陰性で、著しい乳酸増加が酸負荷を説明します。

3が正しいです。脱水性急性腎障害でメトホルミンが蓄積し、乳酸産生増加・利用低下を介して高乳酸血症を来したと考えます。

4は誤りです。PaCO2低下は代謝性アシドーシスに対する呼吸性代償であり、一次性呼吸性アルカローシスではありません。

5は誤りです。遠位型尿細管性アシドーシスは通常高Cl性正常アニオンギャップで、著明な乳酸増加を説明しません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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