薬学実践問題薬剤/実務

第111回 薬剤師国家試験 問275
腎障害時のメトホルミン蓄積

第111回薬剤師国家試験の問275は、尿中未変化体排泄率と腎機能悪化を結び付ける問題です。メトホルミンはほぼ代謝されず腎排泄されるため、脱水性AKIでクリアランスが低下して蓄積し、乳酸アシドーシスを招きます。正答は6です。

公式正答

公式正答 6

275はどう解くか

メトホルミンはほぼ代謝されず腎排泄されるため、脱水性AKIでクリアランスが低下して蓄積し、乳酸アシドーシスを招きます。正答は6です。

6肢の判断根拠

1は誤りです。ダパグリフロジンの消化管吸収量増大を示す情報はなく、乳酸アシドーシスの直接原因でもありません。

2は誤りです。下痢・食欲不振で吸収量が増えたとは考えにくく、表から注目すべきはメトホルミンの尿中未変化体排泄です。

3は誤りです。ダパグリフロジンは主にUGT代謝されますが、肝機能値から代謝低下を示す所見はありません。

4は誤りです。メトホルミンは肝代謝をほとんど受けず、肝代謝低下による蓄積ではありません。

5は誤りです。ダパグリフロジンの尿中未変化体排泄率は1%で、腎排泄低下が著しい薬物蓄積を起こす主因にはなりません。

6が正しいです。メトホルミンは血漿タンパク結合率が低く、経口量の約52%が尿中未変化体として排泄されるため、腎機能低下で濃度が上がります。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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