薬学実践問題薬剤/実務

第111回 薬剤師国家試験 問276
低濃度アトロピン院内点眼製剤の調製

第111回薬剤師国家試験の問276は、水性無菌製剤としての品質要件を判断する問題です。生理食塩液で希釈する水性点眼剤なので無菌操作が必要ですが、点眼剤にエンドトキシン試験適合は要求されません。正答は2・4です。

公式正答

公式正答 2・4

276はどう解くか

生理食塩液で希釈する水性点眼剤なので無菌操作が必要ですが、点眼剤にエンドトキシン試験適合は要求されません。正答は2・4です。

5肢の判断根拠

1は誤りです。基剤は1%点眼液と注射用生理食塩液で、連続相が水の水性点眼剤です。

2が正しいです。点眼剤は無菌製剤であり、無菌環境・無菌器具を用いて調製し、微生物汚染を防ぎます。

3は誤りです。ほぼ生理食塩液で希釈するため浸透圧は概ね等張の約300 mOsm/Lで、600 mOsm/Lにはなりません。

4が正しいです。点眼剤には無菌性が必要ですが、注射剤のように血中へ直接投与しないため日本薬局方のエンドトキシン試験適合は一般に要求されません。

5は誤りです。アルギン酸等のイオン応答性ゲル化基剤を含まず、Na+でゲル化して持続する設計ではありません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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