薬学実践問題・薬剤/実務

第111回 薬剤師国家試験 問281
アルプロスタジル脂肪乳剤の微粒子構造

第111回薬剤師国家試験の問281は、水中油型乳剤の油滴と界面活性剤の配置を選ぶ問題です。大豆油を内相、レシチンを油水界面に置く水中油型乳剤で、脂溶性薬物は油滴内に分配されます。正答は3です。

公式正答

公式正答 3

問281はどう解くか

大豆油を内相、レシチンを油水界面に置く水中油型乳剤で、脂溶性薬物は油滴内に分配されます。正答は3です。

全5肢の判断根拠

1は薬物を界面のレシチン層だけへ配置した図で、脂溶性アルプロスタジルを油相へ封入する脂肪乳剤の模式として不適切です。

2は内相を水、油とレシチンを一体の膜としており、外相が水のO/W乳剤になっていません。

3が正しいです。大豆油の油滴内部に薬物が存在し、両親媒性レシチンが親水基を外側の水へ向けて界面を安定化します。

4は大豆油とレシチンを内相として混同し、界面活性剤が油水界面に配向する役割を表していません。

5はレシチンを油滴中心、大豆油を外層に配置しており、リン脂質乳化膜の向きが逆です。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成。

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