薬学実践問題薬剤/実務

第111回 薬剤師国家試験 問282
経口セマグルチドの服薬指導

第111回薬剤師国家試験の問282は、少量の水・空腹時服用と急性膵炎徴候を説明する問題です。起床時に約120 mL以下の水だけで服用し、持続する激しい腹痛など急性膵炎の症状に注意します。正答は2・3です。

公式正答

公式正答 2・3

282はどう解くか

起床時に約120 mL以下の水だけで服用し、持続する激しい腹痛など急性膵炎の症状に注意します。正答は2・3です。

5肢の判断根拠

1は誤りです。飲み忘れた日は服用せず、翌日に通常どおり1錠服用します。同日に遅れて飲むと空腹条件を満たさず重複の恐れもあります。

2が正しいです。空腹時にコップ約半分以下の水で服用し、その後少なくとも30分は飲食・他薬の服用を避けます。

3が正しいです。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛は急性膵炎の可能性があり、服用を中止して速やかに受診します。

4は誤りです。開始初期にQT延長が出やすい薬ではなく、主な初期副作用は悪心、下痢、便秘など消化器症状です。

5は誤りです。GLP-1受容体作動薬は食欲を抑え体重を減少させる傾向があり、体重増加を起こしやすくはありません。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

全345問・全1,729肢解説PDFを見る →