薬学実践問題・薬剤/実務

第111回 薬剤師国家試験 問283
経口ペプチド製剤の吸収促進

第111回薬剤師国家試験の問283は、SNACによる局所pH上昇と胃内容物の影響を理解する問題です。SNACは錠剤周囲の胃内pHを上げてペプシン分解を抑えますが、食物や多量の水で希釈されると局所作用が弱まります。正答は3・5です。

公式正答

公式正答 3・5

問283はどう解くか

SNACは錠剤周囲の胃内pHを上げてペプシン分解を抑えますが、食物や多量の水で希釈されると局所作用が弱まります。正答は3・5です。

全5肢の判断根拠

1は誤りです。本剤は素錠で腸溶コーティングを持たず、主に胃から吸収されます。

2は誤りです。ステアリン酸マグネシウムは滑沢剤で、微細エマルションを形成して吸収を上げる成分ではありません。

3が正しいです。SNACによる局所的pH上昇で酸性条件下のペプシン活性が下がり、セマグルチドの酵素分解を抑えます。

4は誤りです。ポビドンは結合剤等として働き、胆汁分泌を促して腸管溶解性を上げる成分ではありません。

5が正しいです。食物・飲料があるとSNACと有効成分の局所高濃度環境が崩れるため、絶食時に少量の水で服用します。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成。

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