薬学実践問題薬理/実務

第111回 薬剤師国家試験 問252
急性心不全治療時の薬学的提案

第111回薬剤師国家試験の問252は、NSAIDs・利尿薬・RAAS阻害薬による腎障害とSGLT2阻害薬の感染リスクをみる問題です。利尿薬等の追加時はNSAIDsをアセトアミノフェンへ変更してAKIリスクを下げ、尿路感染発症時は適切な抗菌治療を行います。正答は2・5です。

公式正答

公式正答 2・5

252はどう解くか

利尿薬等の追加時はNSAIDsをアセトアミノフェンへ変更してAKIリスクを下げ、尿路感染発症時は適切な抗菌治療を行います。正答は2・5です。

5肢の判断根拠

1は誤りです。レバミピドが処方3による低K血症を増強する既知の機序はありません。エプレレノンとテルミサルタンではむしろ高K血症に注意します。

2が正しいです。NSAID、RAAS阻害薬、利尿薬の併用は腎灌流を低下させる『トリプルワーミー』となり得るため、鎮痛薬を変更します。

3は誤りです。ダパグリフロジンは浸透圧利尿・Na利尿により心不全を改善し、浮腫を起こすための薬ではありません。

4は誤りです。CCr低下とテルミサルタン併用下では高K血症・腎機能悪化に注意し、腎保護だけを理由に増量しません。

5が正しいです。SGLT2阻害薬で尿路・性器感染に注意し、尿路感染を発症した場合は培養・重症度等を踏まえレボフロキサシンなど適切な抗菌薬を選びます。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

全345問・全1,729肢解説PDFを見る →