薬学実践問題薬理/実務

第111回 薬剤師国家試験 問257
慢性腎臓病患者の高カリウム血症

第111回薬剤師国家試験の問257は、RAAS遮断によるアルドステロン低下を見抜く問題です。オルメサルタンのAT1受容体遮断はアルドステロン分泌を低下させ、腎機能低下例でK排泄を減らします。正答は5です。

公式正答

公式正答 5

257はどう解くか

オルメサルタンのAT1受容体遮断はアルドステロン分泌を低下させ、腎機能低下例でK排泄を減らします。正答は5です。

5肢の判断根拠

1のL型Ca2+チャネル遮断はアムロジピンの降圧機序で、高K血症の直接原因ではありません。

2の作用は、処方中のHIF-PH阻害薬が内因性エリスロポエチン応答を促す機序です。

3のビタミンD受容体刺激はアルファカルシドール活性体によるCa・P代謝作用で、本例の高K血症の中心機序ではありません。

4のα1受容体遮断はドキサゾシンの血管拡張作用で、処方4に含まれ設問の処方1〜3にも該当しません。

5が正しいです。AT1遮断によりアルドステロン作用が低下し、集合管でのK分泌が減るため高K血症を来し得ます。

出典:厚生労働省「第111回薬剤師国家試験問題・正答」。問題本文・選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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