公式正答
法務省公表の正答は2
司法試験予備試験 刑法 第12問はどう解くか
財産犯・放火罪の実行着手と既遂について、結論を分ける要件、判例、条文又は計算過程を確認します。法務省公表の正答は2です。
財産犯・放火罪の実行着手と既遂の解説
ア 正しい
取得するため電話線の切断を始めれば、他人の占有を侵害する現実的危険が生じています。持ち去る前に阻止されても窃盗未遂です。
根拠:窃盗罪の実行着手
イ 正しい
害悪を告知する手紙を相手方の生活圏へ到達させれば、本人が現実に読まず財物を交付しなくても恐喝未遂となり得ます。
根拠:恐喝罪の実行着手
ウ 正しい
反抗を抑圧して現金を自分のバッグへ移し、事実上支配した時点で強取は完了します。建物外へ搬出する必要はありません。
根拠:強盗罪の既遂時期
エ 誤り
保険事故を故意に起こしただけでは、保険会社に対する欺罔行為を始めていません。保険金請求前に逮捕されたなら詐欺の予備段階にとどまります。
根拠:詐欺罪の実行着手
オ 正しい
居住建物へ燃え移らせる目的で隣接木造物へ点火し、延焼する具体的危険を生じさせれば、目的建物が焼けなくても現住建造物等放火未遂となります。
根拠:延焼による放火の着手
公式正答との照合
| 確認方法 | 独自解説から正答を再構成し、法務省公表の正答と全解答欄を照合 |
|---|---|
| 解説から導いた答え | 2 |
| 法務省公表 | 2 |
| 照合結果 | 一致 |
出典:法務省「令和8年司法試験予備試験短答式試験問題・正答」。問題本文と選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。