公式正答
公式正答 2
営業秘密・限定提供データはどう解くか
誤っている選択肢は2です。 各肢の断定部分を条文の原則・例外と照合します。
第9問の全5肢解説
1 — 正しい(不正競争防止法2条6項)。失敗データ・有用でない化合物データも、研究開発上の有用な情報として営業秘密に該当し得る。
2 — 誤り(不正競争防止法2条1項8号、19条)。契約を根拠として正当に取得した者が、取得後に不正取得経由を知った場合でも、契約上の権原の範囲内での使用に関しては適用除外が問題となる。差止対象になり得ると断定するのは不適切。
3 — 正しい(不正競争防止法2条1項7号)。明示の秘密保持契約がなくても、保有者から示された営業秘密を不正の利益目的又は加害目的で使用・開示すれば不正競争になり得る。
4 — 正しい(不正競争防止法2条1項4号)。見学不可区域への侵入・隠し撮りによる取得は、刑法上の犯罪該当性にかかわらず、不正取得行為になり得る。
5 — 正しい(不正競争防止法2条1項4号)。アクセス権限を有していても、退職後利用目的を秘して個別承諾を得て複製・持出しをする行為は、不正取得行為になり得る。
出典:特許庁「令和8年度弁理士試験短答式筆記試験問題・解答」。問題本文と選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。