2024年5月26日実施・上期学科50問

第二種電気工事士 令和6年度上期
学科の解答・解説

公式問題を開きながら、全50問の正答、解き方、4肢の判断根拠を無料で確認できます。技能試験ではなく学科試験の解説です。

公式問題・正答PDF

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令和6年度上期 学科50問の解説

第1問・直流回路

並列回路と抵抗の消費電力

20 Ωと30 Ωの並列合成抵抗は12 Ω。これと8 Ωを直列にして回路電流を求める。

公式正答 ロ

イ 200 W

8 Ωへ5 Aが流れる場合の値に相当する。実際の全抵抗は20 Ωなので、200 Vから流れる電流は10 Aである。

ロ 800 W

20 Ωと30 Ωの並列は12 Ω、全抵抗は20 Ω、電流は10 A。8 Ωの消費電力は10²×8=800 Wとなる。

ハ 1,200 W

並列部分12 Ωの消費電力である。設問は直列に接続された8 Ω抵抗の消費電力を尋ねている。

ニ 2,000 W

電源が回路全体へ供給する電力200 V×10 Aである。8 Ω抵抗だけの値ではない。

第2問・電気理論

導線の抵抗率

R=ρL/Aをρについて解き、直径Dから断面積πD²/4を求める。mm²からm²への換算も必要になる。

公式正答 ハ

イ πDR/(4L×10³)

円形断面積は直径Dの2乗に比例する。Dの1乗では面積にならない。

ロ πD²R/(L²×10⁶)

抵抗率は長さLに反比例するが、L²には反比例しない。

ハ πD²R/(4L×10⁶)

ρ=RA/L、A=πD²/4。Dをmmで与えるため断面積へ10⁻⁶を掛け、この形になる。

ニ πDR/(4L²×10³)

直径と長さの次数がともに異なる。円形断面積はD²、導線抵抗はLの1乗に比例する。

第3問・電気理論

接触抵抗の発熱量

ジュール熱Q=I²Rtを使い、1時間を3,600秒へ直す。

公式正答 ニ

イ 11 kJ

時間換算や電流の2乗を反映できていない値である。発熱量は電流の2乗に比例する。

ロ 45 kJ

I²R=45 Wは発熱電力であり、1時間分の熱量ではない。

ハ 72 kJ

電流と時間の扱いが不足している。15²×0.2×3,600で計算する。

ニ 162 kJ

15²×0.2×3,600=162,000 J=162 kJとなる。

第4問・三相交流

三相誘導電動機の力率式

三相電力P=√3VIcosφを基準に、kWと百分率の換算を重ねる。

公式正答 イ

イ P/(√3VI)×10⁵

PはkWなので10³を掛け、力率を%表示するためさらに100を掛ける。

ロ √3P/(VI)×10⁵

√3は分子ではなく分母に入る。三相電力式をcosφについて解く必要がある。

ハ √3VI/P×10⁵

電力と皮相電力の比が逆である。力率は有効電力を皮相電力で割る。

ニ VI/(√3P)×10⁵

分子と分母の配置が逆で、三相の√3の位置も一致しない。

第5問・三相交流

Y結線負荷の線電流

各相10 ΩのY結線では相電圧が200/√3 V。線電流は相電流と等しい。

公式正答 ロ

イ 8.3 A

相電圧やインピーダンスの換算を誤った値である。

ロ 11.6 A

I=(200/√3)/10=11.56 Aとなり、最も近い11.6 Aを選ぶ。

ハ 14.3 A

Y結線の相電圧を線間電圧200 Vのまま扱っていないか確認する。

ニ 20.0 A

200 Vを10 Ωで直接割った値。Y結線では各相へ200/√3 Vが加わる。

第6問・配線設計

単相2線式の電圧降下

負荷電流は20 A。往復16 mの導体抵抗へ電流を掛ける。

公式正答 イ

イ 1 V

I=2,000/100=20 A、R=3.2×16/1,000=0.0512 Ω。電圧降下は約1.02 Vである。

ロ 2 V

こう長8 mを往復16 mとして計算しても約1 Vであり、2 Vにはならない。

ハ 3 V

負荷電流または線路抵抗を過大に扱った値である。

ニ 4 V

電力2,000 Wを電流へ換算せず使うと誤る。電圧100 Vで割って20 Aを求める。

第7問・配線設計

単相3線式の電力損失

両側負荷が平衡しているため中性線電流は0 A。外線2本の損失だけを合計する。

公式正答 イ

イ 45 W

2×15²×0.1=45 W。中性線には電流が流れない。

ロ 60 W

3本の電線へ同じ電流が流れる計算ではない。平衡時の中性線電流は0 Aである。

ハ 90 W

外線電流を重複して数えている。各外線の損失は22.5 Wである。

ニ 135 W

3線すべてへ15 Aが流れるとして3I²Rを用いた値。中性線の扱いが誤りである。

第8問・許容電流

金属管内の電流減少係数

直径2.0 mm IV電線の基準許容電流35 Aへ、4本収容時の係数0.63を掛ける。

公式正答 ロ

イ 17 A

直径1.6 mm級の基準値と混同した値である。

ロ 22 A

35×0.63=22.05 Aなので22 Aとする。

ハ 30 A

電流減少係数を十分に反映していない。4本収容では0.63を掛ける。

ニ 35 A

管内収容前の基準許容電流である。複数本を収める場合は減少係数が必要になる。

第9問・幹線設計

電動機を含む幹線の許容電流

電動機合計40 Aが50 A以下なので1.25倍し、電熱器10 Aを加える。遮断器側は3倍規定を確認する。

公式正答 ハ

イ IW 50 A・IB 125 A

IWで電動機電流の1.25倍が反映されていない。

ロ IW 50 A・IB 130 A

IBは合うが、幹線許容電流IWが不足する。

ハ IW 60 A・IB 130 A

IW=1.25×40+10=60 A、IB=3×40+10=130 Aとなる。

ニ IW 60 A・IB 150 A

幹線許容電流は合うが、遮断器算定の上限130 Aを超える。

第10問・分岐回路

遮断器・電線・コンセントの組合せ

20 A分岐回路では2.0 mm電線を用い、20 Aコンセントを接続できる。

公式正答 イ

イ 20 A遮断器・2.0 mm電線・20 Aコンセント2個

20 A分岐回路の電線太さとコンセント定格の条件を満たす。

ロ 30 A遮断器・2.0 mm電線・20 Aコンセント2個

30 A分岐回路に2.0 mm電線は不足し、20 Aコンセントだけを接続する構成も適合しない。

ハ 20 A遮断器・1.6 mm電線・30 Aコンセント1個

1.6 mm電線は20 A分岐回路の専用条件を満たさず、30 Aコンセントとの定格も逆転している。

ニ 30 A遮断器・2.6 mm電線・15 Aコンセント1個

電線太さは足りても、30 A分岐回路へ15 Aコンセントだけを接続できない。

第11問・材料・器具

アウトレットボックスの用途

アウトレットボックスは電線の引込み、接続、器具取付部で使う。遮断器の集合設置には分電盤を使う。

公式正答 ハ

イ 金属管工事で電線の引入れを容易にする

屈曲や分岐部で電線を引き入れるためのボックスとして使用できる。

ロ 金属管工事で電線相互を接続する

接続部を収め、点検できる状態にする用途である。

ハ 配線用遮断器を集合して設置する

遮断器を集合設置するのは分電盤であり、アウトレットボックスの用途ではない。

ニ 照明器具取付部で電線を引き出す

照明器具などの取付位置で電線を引き出す用途に使える。

第12問・電線材料

IV電線の最高許容温度

600Vビニル絶縁電線のビニル絶縁物は最高許容温度60 ℃。

公式正答 ロ

イ 45 ℃

IV電線の最高許容温度ではない。

ロ 60 ℃

600Vビニル絶縁電線の最高許容温度である。

ハ 75 ℃

耐熱性を持つ別種電線の温度区分と混同している。

ニ 90 ℃

耐熱電線級の温度であり、一般のIV電線には適用しない。

第13問・工具

硬質塩化ビニル電線管の加工工具

切断は合成樹脂管用カッタ、端面は面取器、曲げは加熱用トーチランプを使う。

公式正答 ニ

イ カッタ・圧着工具・パイプベンダ

圧着工具は電線接続用で、VE管の面取りには使わない。

ロ 電工ナイフ・面取器・パイプベンダ

金属管用パイプベンダをVE管の加熱曲げには使わない。

ハ 電工ナイフ・圧着工具・トーチランプ

圧着工具は管端処理用ではない。

ニ カッタ・面取器・トーチランプ

切断、端面処理、加熱曲げの各作業に対応する組合せである。

第14問・電動機

スターデルタ始動

スター結線で始動すると巻線電圧が下がり、始動電流と始動トルクがともに小さくなる。

公式正答 ロ

イ 始動時間が短くなる

始動トルクが小さくなるため、一般に始動時間が短くなるとはいえない。

ロ 始動電流が小さくなる

全電圧始動に比べ、線電流をおよそ3分の1へ抑えられる。

ハ 始動トルクが大きくなる

始動トルクもおよそ3分の1へ低下する。

ニ 始動時の巻線電圧が大きくなる

スター結線時の巻線電圧は線間電圧の1/√3となり小さくなる。

第15問・照明・制御機器

機器の組合せ

放電灯は種類に合う安定器を使う。ネオン変圧器はネオン管用で、高圧水銀灯用ではない。

公式正答 イ

イ ネオン変圧器と高圧水銀灯

高圧水銀灯には専用安定器を使う。ネオン変圧器との組合せは誤りである。

ロ 光電式自動点滅器と庭園灯

周囲の明るさで屋外灯を自動点滅する組合せとして適切である。

ハ 零相変流器と漏電警報器

零相電流を検出して漏電警報へ用いる適切な組合せである。

ニ スターデルタ始動装置と三相かご形誘導電動機

始動電流を抑える代表的な組合せである。

第16問・材料・器具

ケーブルラックの識別

写真の梯子状支持材は、多数のケーブルをまとめて支持するケーブルラック。

公式正答 ロ

イ 金属ダクト

金属ダクトはふた付きの金属製樋状設備で、写真の開放形支持材とは異なる。

ロ ケーブルラック

横桟を持つ開放形の構造で、ケーブル群の支持に用いる。

ハ ライティングダクト

ライティングダクトは照明器具へ給電しながら取り付ける導体内蔵設備である。

ニ 2種金属製線ぴ

金属製線ぴは小型の金属製配線路で、ケーブルラックとは形状と用途が違う。

第17問・材料・器具

線付防水ソケットの識別

写真は引出し線と防水性のある外装を備えた線付防水ソケット。

公式正答 ロ

イ キーソケット

キーソケットは器具本体に点滅用のつまみやスイッチを備える。

ロ 線付防水ソケット

防水形外装と引出し線を持つ形状が写真に一致する。

ハ プルソケット

プルソケットは引きひもで点滅する構造を持つ。

ニ ランプレセプタクル

ランプレセプタクルは造営材へ直接取り付ける台座形の器具である。

第18問・工具

電動ドリルの用途

写真の電動ドリルは、リーマなどの先端工具を装着して金属管端の面取りにも使える。

公式正答 イ

イ リーマと組み合わせて金属管を面取り

電動ドリルへリーマを取り付け、切断後の金属管内外面のばりを除去できる。

ロ 面取器と組み合わせてダクトのばりを除去

ダクトのばり取りをこの組合せで行うものではない。

ハ 羽根ぎりと組み合わせて鉄板へ穴あけ

羽根ぎりは主に木材用で、鉄板の穴あけには適さない。

ニ ホルソと組み合わせてコンクリートへ穴あけ

一般のホルソは板材用。コンクリートには振動ドリルとコンクリート用ビットなどを使う。

第19問・電線接続

リングスリーブと刻印

電線の合計断面積でスリーブと刻印を決める。bとcは小スリーブを使う範囲なのに中としている。

公式正答 ロ

イ a・b

aは1.6 mm2本なので小スリーブ・○刻印で適切。bだけが不適切である。

ロ b・c

bは1.6 mm2本+2.0 mm1本、cは1.6 mm4本。どちらも表の中スリーブ・中刻印が不適切である。

ハ c・d

dは1.6 mm1本+2.0 mm2本で中スリーブ・中刻印が適切。

ニ a・d

aとdはいずれも表の組合せが適切である。

第20問・配線工事

ライティングダクト工事

ライティングダクトは建造物を貫通して施設してはならない。

公式正答 ニ

イ 開口部を下向き、支持点間1.5 m

開口部の向きと支持点間隔の条件を満たす。

ロ 終端部をエンドキャップで閉そく

終端部にはエンドキャップを設けて閉そくする。

ハ 全長3.5 mなのでD種接地を省略

短いダクトで所定条件を満たす場合は接地工事を省略できる。

ニ 建造物の壁を貫通して設置

ライティングダクトを壁などへ貫通させて施設することはできない。

第21問・配線工事

三相電動機回路の施工

湿気の多い場所の金属可とう電線管工事には2種金属製可とう電線管を用いる。

公式正答 イ

イ 湿気の多い場所へ1種金属製可とう電線管

1種は湿気の多い場所に適さない。2種金属製可とう電線管を使う。

ロ ケーブル支持点間2 m以下

造営材に沿うケーブルの支持点間隔として適切である。

ハ 金属管工事へ600Vビニル絶縁電線

金属管内へIV電線を収める一般的な施工である。

ニ 乾燥場所で長さ3 mの金属管の接地省略

乾燥場所で管長4 m以下など所定条件を満たす場合はD種接地を省略できる。

第22問・配線工事

弱電流電線との離隔

接触させず10 cm離す方法、または堅ろうな隔壁を設ける方法が適切。

公式正答 ロ

イ dのみ

隔壁を設けるdに加え、10 cm離したcも適切である。

ロ c・d

cは所定離隔を確保し、dは堅ろうな隔壁で分離している。

ハ b・c・d

bは弱電流電線と長く接触しており不適切である。

ニ a・b・c・d

aとbは接触しているため適切ではない。

第23問・配線工事

合成樹脂管工事

硬質塩化ビニル電線管の支持点間隔は1.5 m以下。

公式正答 イ

イ 支持点間隔2 m

硬質塩化ビニル電線管の支持点間隔は1.5 m以下とする。

ロ 接着剤使用、差込み深さ0.9倍

専用接着剤を使う場合、外径の0.8倍以上が基準で0.9倍は適切である。

ハ 湿気の多い場所で防湿措置

管とボックスの接続箇所へ防湿措置を施している。

ニ 金属製プルボックスへD種接地

200 V回路の金属製ボックスへD種接地を施す施工は適切である。

第24問・測定器

アナログ回路計の抵抗測定

抵抗レンジの倍率表示がある場合、指示値へ倍率を掛ける。

公式正答 ニ

イ 内蔵電池を確認

抵抗測定は内蔵電池を使うため、電池の有効性を確認する。

ロ 適切な抵抗レンジを選ぶ

概略値に合わせた倍率レンジへ切り替える。

ハ テストリード短絡で零調整

抵抗レンジでは短絡時に0 Ωを指すよう調整する。

ニ 指示値を倍率で割る

実際の抵抗値は指示値へ倍率を掛けて求める。割るのは逆である。

第25問・測定器

絶縁抵抗測定の安全手順

絶縁抵抗測定は被測定回路を停電させ、無電圧を確認して行う。

公式正答 ニ

イ 内蔵電池を確認

測定前に電池が有効であることを確かめる。

ロ E-L短絡で零点確認

測定レンジへ切り替え、短絡状態で0 MΩ側の動作を確認する。

ハ 電子機器に合う測定電圧を選定

過大な試験電圧で機器を損傷しないよう定格測定電圧を選ぶ。

ニ 通電状態で測定

感電や計器損傷のおそれがある。必ず電源を切り、無電圧を確認する。

第26問・接地・絶縁

接地抵抗と絶縁抵抗

0.1秒遮断の漏電遮断器があるD種接地でも、接地抵抗は500 Ω以下。100 V電路の絶縁抵抗は0.1 MΩ以上。

公式正答 イ

イ 600 Ω・2.0 MΩ

絶縁抵抗は足りるが、接地抵抗600 Ωが許容上限500 Ωを超える。

ロ 500 Ω・1.0 MΩ

接地抵抗と絶縁抵抗がともに基準を満たす。

ハ 100 Ω・0.2 MΩ

どちらも基準より安全側の値である。

ニ 10 Ω・0.1 MΩ

接地抵抗は十分小さく、絶縁抵抗は100 V電路の最小値を満たす。

第27問・測定器

交流電圧計の目盛板

V表示と交流記号から交流電圧計。交流用の可動鉄片形であり、永久磁石可動コイル形ではない。

公式正答 ロ

イ 電圧計である

目盛板にVが表示されている。

ロ 永久磁石可動コイル形

交流を直接測る目盛板であり、永久磁石可動コイル形ではなく可動鉄片形である。

ハ 水平に置いて測定

目盛板の姿勢記号は水平使用を示す。

ニ 交流回路用

交流記号が示されている。

第28問・電気工事士法

資格が必要な作業

電路へ直接関係する配電盤取付けと電線管曲げは、どちらも電気工事士が行う作業。

公式正答 イ

イ 配電盤取付け・電線管曲げ

どちらも一般用電気工作物の電気工事に直接該当する。

ロ 地中管設置・電力量計取付け

地中電線用の管だけを設置する作業は軽微な作業に含まれる。

ハ 支持柱設置・管内へ通線

支持柱の設置だけなら資格作業ではないため、両方という条件を満たさない。

ニ 接地極埋設・差込み接続器へコード接続

コードを差込み接続器へ接続する作業は軽微な作業である。

第29問・電気用品安全法

特定電気用品のPSE表示

特定電気用品はひし形PSE表示が必要。丸形PSEは特定電気用品以外の表示。

公式正答 ハ

イ 製造事業者による所定表示

届出や技術基準適合など所定要件を満たせば、特定電気用品へ表示できる。

ロ 表示困難な部品材料の代替表示

構造上表示が困難な場合に認められる所定の代替表示がある。

ハ 輸入した特定電気用品へ丸形PSE表示

特定電気用品にはひし形PSEを用いる。丸形PSEを付す扱いは誤りである。

ニ 表示のない特定電気用品の販売禁止

承認を受けた場合などを除き、法定表示のない製品を販売できない。

第30問・電気設備技術基準

省令の用語と基本規定

『電線』は電気を伝送するための導体などを指し、通電している場所そのものではない。

公式正答 ニ

イ 低圧・高圧・特別高圧を規定

電圧の種別は省令で区分されている。

ロ 感電・火災等を防ぐ施設義務

人体への危害や物件損傷を防ぐことは技術基準の基本原則である。

ハ 電気機械器具は電路を構成する機械器具

用語の定義として正しい。

ニ 電線は通常の使用状態で電気が通じるところ

これは電路に近い説明である。電線は電気を伝送する導体などの設備を指す。

第31問・配線図

リモコンセレクタスイッチ

図記号の円内にセレクタを示す表現があり、リモコン回路の選択操作器を示す。

公式正答 イ

イ リモコンセレクタスイッチ

①の図記号に一致する。複数のリモコン回路を選択操作する機器である。

ロ 漏電警報器

漏電警報器は零相変流器などと組み合わせ、別の図記号で表す。

ハ リモコントランス

リモコントランスは24 V程度の操作電源を供給する変圧器である。

ニ 表示スイッチ

表示灯を備えた点滅器であり、①の機器とは異なる。

第32問・配線図

天井取付器具の図記号

②の器具は配線図上で天井面に配置される照明器具。

公式正答 ロ

イ 床面

床面設置器具の図記号ではない。

ロ 天井面

照明器具の配置と図記号から天井取付けと判断する。

ハ 壁面

壁付けを示す補助記号がない。

ニ 二重床面

二重床用コンセントなどの記号ではない。

第33問・配線図

三相200 Vコンセント

③は三相200 V回路の接地極付きコンセント。極配置は3極と接地極を持つものを選ぶ。

公式正答 ニ

イ 写真イの極配置

単相200 V系の形状で、三相3線+接地の極数を満たさない。

ロ 写真ロの極配置

100 V用の平行刃形である。

ハ 写真ハの極配置

単相用の横刃形で、三相回路用ではない。

ニ 写真ニの極配置

三相200 Vの3極に接地極を加えた配置である。

第34問・配線図

誘導灯の図記号

④は避難方向を示す誘導灯の図記号。

公式正答 イ

イ 誘導灯

避難口や通路で避難方向を示す設備に対応する。

ロ 保安用照明

停電時の保安照明で、誘導標識を示す設備とは用途が違う。

ハ 一般用照明

通常照明の図記号ではない。

ニ 非常用照明

非常用照明は避難経路を照らす設備だが、誘導灯の表示機能とは異なる。

第35問・配線図

VE管の呼び方

VEは硬質ポリ塩化ビニル電線管。数値28は内径を基準とする呼び。

公式正答 ハ

イ 外径28 mmのVE管

VE28の数値は外径ではない。

ロ 外径28 mmの可とう電線管

VEは合成樹脂製可とう電線管ではない。

ハ 内径28 mmのVE管

硬質ポリ塩化ビニル電線管の呼びとして正しい。

ニ 内径28 mmの可とう電線管

可とう電線管はPF管やCD管で表す。

第36問・配線図

D種接地工事の接地抵抗

低圧200 V機器の金属製外箱にはD種接地工事。地絡遮断装置がないため100 Ω以下。

公式正答 ハ

イ C種・10 Ω

C種は300 Vを超える低圧機器などが対象である。

ロ C種・50 Ω

接地工事の種別が違う。

ハ D種・100 Ω

200 V回路で地絡遮断装置がない場合の基準に一致する。

ニ D種・500 Ω

500 Ωまで緩和できるのは所定時間内に動作する地絡遮断装置がある場合である。

第37問・配線図

リモコントランスの図記号

⑦はリモコン制御回路へ低電圧を供給するリモコントランス。円内TとRの表示を選ぶ。

公式正答 ロ

イ 円内T・B

B表示はベル用変圧器などを示し、リモコン用ではない。

ロ 円内T・R

リモコントランスを示す図記号である。

ハ 黒丸・D

ドアスイッチなど別種の点滅器を示す。

ニ 黒丸・R

リモコンスイッチ側の記号で、変圧器ではない。

第38問・配線図

100 V電路の絶縁抵抗

対地電圧150 V以下の低圧電路では、絶縁抵抗0.1 MΩ以上が必要。

公式正答 イ

イ 0.1 MΩ

⑧の100 V電路に適用する最小値である。

ロ 0.2 MΩ

対地電圧150 Vを超え300 V以下の電路に用いる区分である。

ハ 0.4 MΩ

300 Vを超える低圧電路の区分である。

ニ 1.0 MΩ

安全側ではあるが、設問が尋ねる許容最小値ではない。

第39問・配線図

配線用遮断器の役割

⑨のB表示は配線用遮断器。過負荷電流や短絡電流を遮断する。

公式正答 イ

イ 過電流を遮断

配線用遮断器の主な役割である。

ロ 地絡電流を遮断

地絡電流の遮断は漏電遮断器の機能である。

ハ 過電流と地絡電流を遮断

漏電機能付き遮断器なら可能だが、図記号Bだけでは配線用遮断器を示す。

ニ 不平衡電流を遮断

不平衡電流そのものを目的に遮断する器具ではない。

第40問・配線図

3路スイッチ回路の電線本数

3路スイッチ間には共通線1本と渡り線2本が必要になり、最少3心。

公式正答 ロ

イ 2本

渡り線2本だけでは共通端子側を接続できない。

ロ 3本

共通端子用1本と渡り線2本で構成できる。

ハ 4本

追加機能がない設問の回路では1本多い。

ニ 5本

最少本数を尋ねており、5本は不要である。

第41問・配線図

差込形コネクタの選定

⑪の各接続点で同電位となる電線本数を数え、必要な極数のコネクタを最少個数で選ぶ。

公式正答 ロ

イ 同一種類3個

接続本数の異なる束をすべて同一極数で処理する構成ではない。

ロ 写真上1個・写真下2個

⑪の接続束ごとの本数に合い、必要個数も最少になる。

ハ 写真上2個・写真下1個

極数ごとの接続束数が逆である。

ニ 写真上2個・別極数1個

一つの接続束に対して極数が合わない。

第42問・配線図

VE管用カップリング

⑫はVE管相互の接続。写真ハのTSカップリングを使う。

公式正答 ハ

イ 合成樹脂製可とう管用コネクタ

PF管などをボックスへ接続する器具である。

ロ ねじなし金属管用カップリング

金属管相互の接続用である。

ハ VE管用TSカップリング

硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接着接続する。

ニ 薄鋼電線管用カップリング

ねじ付き金属管用で、VE管には使用しない。

第43問・配線図

VE管工事で使わない工具

⑬はVE管工事。切断、面取り、加熱曲げに使う工具と、金属管用工具を区別する。

公式正答 イ

イ パイプレンチ

ねじ付き金属管などを回す工具で、VE管工事では一般に使わない。

ロ 合成樹脂管用カッタ

VE管の切断に使用する。

ハ 面取器

切断したVE管端のばりを除く。

ニ トーチランプ

VE管を加熱して曲げ加工する際に使用する。

第44問・配線図

漏れ電流の測定

回路の全活線を一括してクランプし、不平衡分として漏れ電流を測る。

公式正答 イ

イ クランプ形漏れ電流計

電路を切断せずに漏れ電流を測定できる。

ロ アナログ回路計

電圧・電流・抵抗の一般測定器で、配線をまとめて挟む漏れ電流測定には向かない。

ハ 検電器

充電の有無を確認する器具で、漏れ電流値は測定できない。

ニ 絶縁抵抗計

停電回路の絶縁抵抗を測る計器であり、運転中の漏れ電流測定器ではない。

第45問・配線図

漏電遮断器の識別

⑮は接地極付き防雨形コンセントの回路で、試験ボタンを備える漏電遮断器を選ぶ。

公式正答 ニ

イ リモコントランス

リモコン制御用の低電圧電源である。

ロ タイムスイッチ

設定時刻で回路を開閉する器具である。

ハ 配線用遮断器

過電流保護用で、漏電検出用の試験機構を持たない型である。

ニ 漏電遮断器

漏電検出用の試験ボタンを備え、地絡時に回路を遮断する。

第46問・配線図

接地線の直線重合せ接続

接地線の直線重合せ接続には裸圧着スリーブP形と対応する圧着工具を使う。

公式正答 ニ

イ 黄色工具・Eスリーブ

E形リングスリーブは分岐や終端接続用で、直線重合せ用ではない。

ロ 黄色工具・Pスリーブ

スリーブは合うが、写真の工具がP形スリーブ用ではない。

ハ 赤色工具・Eスリーブ

工具側はP形用だが、Eスリーブとの組合せが誤りである。

ニ 赤色工具・Pスリーブ

直線重合せ接続に適したP形スリーブと専用工具の組合せである。

第47問・配線図

表示灯付き3路スイッチ

端子0、1、3を持つ3路接点に表示灯を組み合わせた器具を選ぶ。

公式正答 ニ

イ 通常の3路スイッチ

3路接点は合うが、表示灯を備えていない。

ロ 4路スイッチ

交差接点を持つ4路用で、端子構成が違う。

ハ 表示灯付き片切スイッチ

表示灯はあるが、接点が片切で3路回路に使えない。

ニ 表示灯付き3路スイッチ

表示部と端子0・1・3の3路接点が図の条件に一致する。

第48問・配線図

リングスリーブの種類と個数

⑱の接続束ごとに電線の合計断面積を数えると、中スリーブが3個必要。

公式正答 ロ

イ 大3個

各接続束は大スリーブを必要とする断面積に達しない。

ロ 中3個

接地線を含む3組の接続が中スリーブの範囲になる。

ハ 小3個

各束の合計断面積が小スリーブの範囲を超える。

ニ 大2個・中1個

大スリーブが必要な接続束はない。

第49問・配線図

リングスリーブの刻印

⑲ではVVF1.6のみを接続する。5組とも小スリーブを使い、2本接続は○刻印となる。

公式正答 イ

イ 小5個・すべて○刻印

各接続束の本数と断面積に一致する。

ロ 小4個・すべて○刻印

接続箇所を1組数え落としている。

ハ 小5個・一部小刻印

小刻印が必要な本数の束ではない。

ニ 小4個・一部小刻印

個数と刻印の両方が配線図に一致しない。

第50問・配線図

使用されていないコンセント

配線図の一般、抜止形、接地極付きなどの図記号と写真を照合する。

公式正答 ニ

イ 接地極付きダブルコンセント

配線図に2Eなどの接地極付きコンセントがある。

ロ 抜止形コンセント

配線図のLK表示に対応して使用されている。

ハ 接地端子付きコンセント

EET表示に対応する器具として使用されている。

ニ 三相用接地極付きコンセント

写真ニに対応する三相用コンセントは、この配線図には使用されていない。

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出典は一般財団法人電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験の問題と解答」です。問題本文と図は転載せず、解説は資格Hubが独自に作成しました。全50問の正答を公式正答PDFと照合しています。

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