令和8年・刑法・第1

司法試験 刑法
1問 解説

判例にみる因果関係の切断は、制度趣旨を押さえると各肢の位置付けが明確になります。法務省公表の正答はNo.1=2、No.2=1、No.3=1、No.4=2、No.5=1です。

公式正答

法務省公表の正答はNo.1=2、No.2=1、No.3=1、No.4=2、No.5=1

判例にみる因果関係の切断

ア・イ アは誤り、イは正しい

先行する傷害が死亡結果を現実に早める原因である以上、第三者が死期を幾分早めても因果関係は失われません。被害者が安静の指示に従わなかった事情も、重篤な原傷害から死亡した経過を異常なものにはしません。

根拠:後行行為と被害者の行動

 正しい

死亡傷害が最初の衝突と後の転落のどちらで生じたか確定できない以上、最初の衝突だけと死亡との因果関係を合理的疑いなく認定できません。

根拠:死因となった傷害の特定

エ・オ エは誤り、オは正しい

被害者の特殊な病的素因を行為者が予見できなくても、暴行が死亡を引き起こした客観的因果関係は否定されません。長時間の集団暴行から高速道路へ逃げ込む行動は、極度の恐怖下の逃走として著しく不自然ではなく、れき過死との因果関係が認められます。

根拠:被害者の素因と逃走行為

公式正答との照合

解説から導いた答え2・1・1・2・1
法務省公表2・1・1・2・1
照合結果一致

法務省の正答 →

問題本文と選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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