令和8年・刑法・第2

司法試験 刑法
2問 解説

先に窃盗罪の不法領得意思・故意・占有の判断基準を確定し、その後で各記述を照合します。法務省公表の正答はNo.6=3、No.7=5です。

公式正答

法務省公表の正答はNo.6=3、No.7=5

窃盗罪の不法領得意思・故意・占有

1 窃盗を否定しない

他人の自転車を無断で約30分使用し、遠方へ乗り捨てる意思は、権利者を排除して物の効用を取得する意思と評価できます。

根拠:一時使用と不法領得意思

2 窃盗を否定しない

自動車を半日にわたり乗り回す行為は、返却予定があっても物の主要な効用を自己のため取得するものです。一時利用の程度を超えます。

根拠:自動車の無断使用

3 窃盗を否定する

社員証を自分の物として利用・処分せず、持ち主を困らせるため社内に隠しただけなら、不法領得意思が欠けます。別の犯罪の成否は残ります。

根拠:利用処分意思

4 窃盗を否定しない

所有者本人でも、他人が適法に占有する物を無断で奪えば、刑法上は他人の物と扱われる場合があります。実力による回収は当然には許されません。

根拠:自己物の窃盗

5 窃盗を否定する

放棄された無主物だと誤信して持ち帰ったなら、他人の占有物を奪う認識がありません。誤信に過失があっても窃盗の故意は認められません。

根拠:占有・所有に関する故意

公式正答との照合

解説から導いた答え3・5
法務省公表3・5
照合結果一致

法務省の正答 →

問題本文と選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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