令和8年・刑法・第15

司法試験 刑法
15問 解説

迷いやすいのは、刑法の場所的・時間的適用と罪刑法定主義の原則と例外を同じ基準で処理してしまう点です。法務省公表の正答は3です。

公式正答

法務省公表の正答は3

刑法の場所的・時間的適用と罪刑法定主義

 誤り

国外で外国人が日本国民に対して殺人など所定の重大犯罪を行った場合にも、日本刑法を適用する規定があります。

根拠:刑法3条の2

 正しい

正犯の実行行為が国内で行われる犯罪について、国外からその実行を助けた者も国内犯の共犯として日本刑法の対象になり得ます。

根拠:共犯行為と国内犯

 誤り

条文の文言が許す範囲で、保護目的に照らして通常より広く理解することは直ちに禁止されません。禁じられるのは処罰範囲を文言外へ広げる類推解釈です。

根拠:許される拡張解釈

 誤り

法律の具体的委任に基づく命令・条例は刑罰法規を補充できますが、慣習だけを根拠に新たな犯罪と刑罰を作ることはできません。

根拠:罪刑法定主義の法源

 正しい

行為後に刑が軽くなったときは、遡及処罰禁止に反せず、軽い新法を適用します。重い新法を遡って使う場合とは扱いが異なります。

根拠:刑法6条

公式正答との照合

解説から導いた答え3
法務省公表3
照合結果一致

法務省の正答 →

問題本文と選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

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