令和8年・刑法・第8

司法試験 刑法
8問 解説

令和8年の刑法では、毀棄・損壊の意義を具体例に当てはめる力が試されました。法務省公表の正答は4です。

公式正答

法務省公表の正答は4

毀棄・損壊の意義

1 不適切

A説は物理的な破壊に限定する見解であり、効用を害する一切の行為とする語句はB説に対応します。

根拠:物理的毀損説

2 不適切

日常語から離れて処罰範囲が広がるという批判は効用侵害説に向けられます。物理的毀損説への批判ではありません。

根拠:両説への批判

3 不適切

物理的毀損説を採るなら、隠すだけの行為は損壊に含まれず、信書隠匿罪は処罰範囲を広げる規定と理解されます。

根拠:信書隠匿罪の位置付け

4 正しい

A説は物理的破壊を本来の意味とし、信書隠匿罪を拡張規定と捉えます。B説は物の効用を害する行為全般を含め、食器を心理的に使用困難にする行為にも器物損壊罪を認めます。

根拠:物理的毀損説と効用侵害説

5 不適切

効用侵害説では物を隠して使用不能にする行為も損壊に含まれます。隠匿を含まないとする配置は逆です。

根拠:隠匿と効用侵害

公式正答との照合

解説から導いた答え4
法務省公表4
照合結果一致

法務省の正答 →

問題本文と選択肢は転載せず、解説は資格解法ノートが独自に作成。

全3科目77問解説PDF →